公開:

STマイクロエレクトロニクスが産業用MEMSセンサIIS2DULPXを発表、エッジAIと低消費電力で産業IoTの進化に貢献

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

STマイクロエレクトロニクスが産業用MEMSセンサIIS2DULPXを発表、エッジAIと低消費電力で産業IoTの進化に貢献

PR TIMES より


記事の要約

  • STがエッジAIと超低消費電力の産業用MEMSセンサを発表
  • IIS2DULPXがスマートセンシングとメンテナンス不要を実現
  • 産業機器やヘルスケア機器での活用が期待される

STの新型MEMSセンサがAIと省電力性能を両立

STマイクロエレクトロニクスは産業用MEMS加速度センサ「IIS2DULPX」を2025年4月21日に発表した。機械学習コアを搭載し、ホストプロセッサの負荷を軽減する高度なAI処理能力と自動自己構成による超低消費電力性能を実現したことで、メンテナンスフリーで長期運用が可能なスマートセンサノードの開発を可能にしている。[1]

新センサの主な応用例として輸送中のアセットトラッキングが挙げられ、機械学習コアによってAIアルゴリズムを主体的に処理することで落下や振動などのイベントを自動分類することが可能となった。これによりサプライチェーンプロセスの品質管理が大幅に向上することが期待されている。

産業機器やロボットアームの状態モニタリングにも活用でき、衝突や衝撃の検知が可能となっている。小型軽量で超低消費電力という特徴を活かし、既存の設備への後付けも容易で、デジタルトランスフォーメーションの加速に貢献することが見込まれる。

IIS2DULPXの主要機能まとめ

項目 詳細
製品名 IIS2DULPX
主要機能 機械学習、省電力化、高温動作
動作温度範囲 最大105℃
価格 1000個購入時約1.57ドル
用途 アセットトラッキング、ロボット、FA、産業用安全装置、ヘルスケア機器

機械学習コア(MLC)について

機械学習コア(MLC)とは、センサ内でAIアルゴリズムを直接処理するための専用プロセッサを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • ホストプロセッサの負荷を軽減する自律的なAI処理
  • イベントの自動分類と検知機能
  • 超低消費電力での継続的なモニタリング

IIS2DULPXに搭載された機械学習コアは、アセットトラッキングにおいて輸送システムの種類や落下、振動、傾斜、反転などのイベントを自動的に分類することが可能だ。センサ内で直接推論を実行することでホストプロセッサへの負荷を軽減し、バッテリ寿命を大幅に延長することができる。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「STマイクロエレクトロニクス、エッジAIと超低消費電力でメンテナンス不要のスマート・センシングを実現する産業グレードの加速度センサを発表 | STマイクロエレクトロニクスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001453.000001337.html, (参照 25-04-23).
  2. 3281

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「AI」に関するコラム一覧「AI」に関するニュース一覧
アーカイブ一覧
AIに関する人気タグ
AIに関するカテゴリ
ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。