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公開：2025-04-30

パーソルイノベーションのlotsfulが埼玉県庁DXを支援、副業人材5名が約11ヶ月間伴走支援を実施

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• lotsfulの副業人材5名が埼玉県庁DXプロジェクトで活躍
• ノーコードツールやAI活用による業務効率化を推進
• 令和6年度は4自治体で計8名の副業人材が支援

埼玉県庁のDX推進プロジェクトで副業人材が活躍

パーソルイノベーション株式会社が運営する副業人材マッチングサービス『lotsful』は、内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局のデジタル専門人材派遣制度を通じて埼玉県庁のDX推進プロジェクトに5名の人材をマッチングした。2024年4月から2025年3月末までの約11ヶ月にわたるプロジェクトが終了したことを2025年4月28日に発表している。^[1]

埼玉県では「埼玉県デジタルトランスフォーメーション推進計画」に基づき、デジタイゼーション、デジタライゼーション、DXの3ステップで取り組みを進めており、令和6年度は「デジタルを活用した業務プロセス改革と県民サービスの向上」をメインテーマに掲げた。ノーコードツールや生成AIの活用による業務効率化と県民サービスの利便性向上を目指している。

lotsfulから参画した5名のデジタル専門人材は、TX推進における全体計画案の検討や業務プロセスの分解、デジタル化すべきタスクの棚卸し、ノーコードツールの導入など、さまざまなフェーズで豊富な経験と専門知識をもとにアドバイスを実施した。埼玉県庁内のDXを伴走型で支援する取り組みは令和7年度も継続される予定だ。

デジタル人材派遣制度の概要

TXについて

TXとは「タスク・トランスフォーメーション」の略称で、埼玉県が独自に推進する業務改革の取り組みのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• デジタルツールで自動化可能な業務の選別
• 職員の創造的業務への注力を促進
• 業務効率化と県民サービス向上の両立を目指す

埼玉県庁では、TXを通じて職員がより創造的な業務に注力できる環境づくりを進めている。デジタルツールの活用により定型業務を効率化し、職員の時間と能力を県民サービスの質的向上につながる業務へと振り向けることで、行政サービス全体の価値向上を目指している。

自治体DX推進における副業人材活用に関する考察

自治体DXにおける副業人材の活用は、民間企業の知見や最新技術を行政サービスに取り入れる効果的な手段として注目を集めている。内閣官房が推進するデジタル専門人材派遣制度により、地方自治体は専門的なスキルを持つ人材を柔軟に活用できるようになり、DX推進における具体的な成果が期待できるだろう。

課題として、副業人材の知見を組織に定着させる仕組みづくりや、自治体職員との効果的な協業体制の構築が挙げられる。これらの課題に対しては、ナレッジ共有の仕組み作りや、職員向けの研修プログラムの整備など、長期的な視点での取り組みが求められるだろう。

今後は副業人材の活用をさらに促進し、より多くの自治体でDX推進を加速させることが期待される。特にノーコードツールや生成AIなど、新しいテクノロジーの導入においては、民間企業での実践経験を持つ副業人材の知見が大きな価値を持つはずだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「副業マッチングサービス『lotsful』の副業人材５名が埼玉県庁のDX推進プロジェクトで活躍 | パーソルイノベーション株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000524.000071591.html, (参照 25-04-30).
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