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NEC、CrowdStrike Falcon Identity Protectionを12万5千台に導入、国内最大規模

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

NEC、CrowdStrike Falcon Identity Protectionを12万5千台に導入、国内最大規模

PR TIMES より


記事の要約

  • NECが12万5千台の端末にCrowdStrike Falcon Identity Protectionを導入
  • Falcon Identity ProtectionとFalcon Insight XDRを組み合わせた統合アプローチ
  • オンプレミス環境へのAzure MFA適用を実現

NEC、12万5千台の端末にCrowdStrike Falcon Identity Protectionを導入

NECは2025年5月23日、クラウドストライク、マクニカ、NECセキュリティの協力のもと、12万5千台の端末にCrowdStrike Falcon Identity ProtectionとCrowdStrike Falcon Insight XDRを導入したと発表した。これはFalcon Identity Protectionの国内最大規模となる導入事例である。

近年、高度化するサイバー攻撃への対策として、Active Directory(AD)の堅牢なアイデンティティ保護が不可欠となっている。NECはオンプレミスのADへの多要素認証適用を課題として捉え、Falcon Identity Protectionを採用したのだ。

Falcon Identity Protectionは、オンプレミスADの状況に関わらず多要素認証を適用できる柔軟性を提供しており、これがNECの選定理由の一つとなった。Falcon Flexを活用することで、必要な機能を必要な時に導入できる柔軟性も得られたのだ。

Falcon Insight XDRとの連携により、「認証情報の窃取」から「エンドポイントの侵害」「ネットワーク内での拡散」まで、攻撃ライフサイクル全体を監視・防御できる体制を構築した。NECは今後、CrowdStrike Falcon Data Protectionなどの導入も進めていく予定だ。

導入製品と企業

項目 詳細
導入企業 日本電気株式会社(NEC)
製品名 CrowdStrike Falcon Identity Protection、CrowdStrike Falcon Insight XDR
導入規模 12万5千台
協力企業 クラウドストライク合同会社、株式会社マクニカ、NECセキュリティ株式会社
導入目的 アイデンティティベースの攻撃からの保護
導入方法 CrowdStrike Falcon Flexを活用
NECセキュリティ株式会社

CrowdStrike Falcon Identity Protectionについて

CrowdStrike Falcon Identity Protectionは、アイデンティティベースの攻撃から企業を保護するソリューションだ。

  • オンプレミス環境へのAzure MFA適用を容易にする
  • 多様なオプションを提供し、柔軟な導入を可能にする
  • Falcon Insight XDRとの連携による包括的なセキュリティ対策を実現する

AIネイティブなFalconプラットフォームを基盤としており、アイデンティティ、エンドポイント、クラウド環境を包括的に可視化・防御する機能を提供する。

NECにおけるCrowdStrike Falcon Identity Protection導入に関する考察

NECによるCrowdStrike Falcon Identity Protectionの大規模導入は、高度化するサイバー攻撃への対策として非常に有効な一歩と言えるだろう。Falcon Identity ProtectionとFalcon Insight XDRの組み合わせによる包括的なセキュリティ体制の構築は、企業のセキュリティレベル向上に大きく貢献するはずだ。しかし、導入後の運用管理、特に12万5千台という大規模な環境における継続的な監視とメンテナンスには、高度な専門知識とリソースが必要となるだろう。

今後、新たな脅威や脆弱性の出現、システムのアップデートなどに対応していくためには、継続的なセキュリティ対策の強化と、クラウドストライクやNECセキュリティとの緊密な連携が不可欠となる。また、従業員のセキュリティ意識向上のための教育プログラムなども重要となるだろう。人的ミスによるセキュリティインシデントを防ぐためには、継続的な教育と啓発活動が不可欠だ。

さらに、Falconプラットフォームの機能拡張や、NEC独自のセキュリティ技術との連携強化なども期待される。例えば、AIを活用した自動化された脅威検知や対応機能の強化、あるいはNECの既存インフラとのシームレスな統合などが実現すれば、より高度で効率的なセキュリティ対策が可能になるだろう。NECの「クライアントゼロ」戦略に基づく継続的な改善と進化に期待したい。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「NECの12万5千台の端末に、CrowdStrike Falcon Identity Protectionを導入 | 日本電気株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000927.000078149.html, (参照 25-05-24).
  2. 2867
  3. NEC. https://jpn.nec.com/

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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