【CVE-2024-11660】code-projects Farmacia 1.0にXSS脆弱性、リモートからの攻撃が可能に
スポンサーリンク
記事の要約
- code-projects Farmaciaのusuario.phpにXSSの脆弱性
- CVE-2024-11660として識別される深刻度中程度の脆弱性
- リモートから攻撃可能でパブリックに公開済み
スポンサーリンク
code-projects Farmacia 1.0のXSS脆弱性が公開
セキュリティ研究者は2024年11月25日、code-projects Farmacia 1.0のusuario.phpファイルにクロスサイトスクリプティング脆弱性が存在することを公開した。この脆弱性は【CVE-2024-11660】として識別され、name引数の操作によってクロスサイトスクリプティング攻撃が可能になることが判明している。[1]
この脆弱性はCVSS v4.0で深刻度が5.3(MEDIUM)と評価され、攻撃元区分はネットワーク経由でアクセス可能な状態にある。攻撃の実行には低い特権レベルが必要とされているものの、攻撃条件の複雑さは低く設定されており、潜在的な攻撃リスクが存在するものと判断されている。
現在この脆弱性の詳細な技術情報は一般に公開されており、他のパラメータにも影響を及ぼす可能性が指摘されている。VulDBのユーザーであるEevoによって報告され分析が行われた結果、コードインジェクション(CWE-94)の要素も含むことが確認された。
code-projects Farmacia 1.0の脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-11660 |
影響を受けるバージョン | Farmacia 1.0 |
脆弱性の種類 | クロスサイトスクリプティング(CWE-79)、コードインジェクション(CWE-94) |
CVSS v4.0スコア | 5.3(MEDIUM) |
攻撃条件 | リモートから可能、低い特権レベル必要 |
報告者 | Eevo(VulDBユーザー) |
スポンサーリンク
クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにページに出力される
- 攻撃者は被害者のブラウザ上で任意のスクリプトを実行可能
- セッションハイジャックやフィッシング詐欺などの攻撃に悪用される
code-projects Farmacia 1.0で発見されたXSS脆弱性は、usuario.phpファイル内のname引数の処理に問題があり、適切な入力値の検証やエスケープ処理が行われていないことが原因とされている。このような脆弱性は、入力値のサニタイズ処理の実装や、セキュリティヘッダーの適切な設定によって防ぐことが可能だ。
code-projects Farmaciaの脆弱性に関する考察
code-projects Farmacia 1.0の脆弱性は、Webアプリケーションセキュリティの基本的な対策の重要性を再認識させる事例となった。特にヘルスケア関連のアプリケーションでは、患者情報などの機密データを扱う可能性が高いため、XSSなどの脆弱性は深刻な情報漏洩につながる危険性がある。開発者はOWASPのセキュアコーディングガイドラインに従い、入力値の検証を徹底する必要があるだろう。
今後は同様の脆弱性を防ぐため、継続的なセキュリティレビューとペネトレーションテストの実施が重要となる。特にオープンソースプロジェクトでは、コミュニティによるコードレビューを活性化させ、脆弱性の早期発見と修正を促進する仕組みづくりが求められている。セキュリティベンダーとの連携も検討に値するはずだ。
また、この種の脆弱性に対する効果的な対策として、Content Security Policyの適用やHTTPセキュリティヘッダーの設定が挙げられる。開発者向けのセキュリティトレーニングプログラムを充実させ、セキュアコーディングの知識と実践的なスキルを向上させることも重要な課題となっている。今後の対応が注目されるところだ。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE-2024-11660 | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-11660, (参照 24-12-06).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
- 日産自動車がブロックチェーン技術を活用した新サービスNISSAN PASSPORT BETAを開始、web3によるデジタルサービスの進化へ
- au損害保険が経済産業省のDX認定事業者に認定、デジタル技術活用で顧客満足度向上へ
- 安永が法務OS「OLGA」を全社導入、法務業務の自動化とナレッジ蓄積体制を実現
- estieがFDUAに特別会員として加盟、不動産データ活用で金融業界の発展に貢献
- BSNアイネットとm-Labがメタバース生成AI環境を共同開発、効率的なコミュニケーション基盤の実現へ
- SBイノベンチャーが音声SNSアプリ「day」のウェイティングリストを公開、Z世代の新たなコミュニケーション手段として期待
- 水ingのSustainable Water Cloud®がASPIC認定を取得、水処理施設のDXによる業務効率化を推進
- パタンナーがデータ活用に関する調査結果を発表、現場とDX推進担当者でデータリテラシーの認識に大きな差
- JIRAN JAPANが子供向けスマホ管理アプリXKeeperをリリース、有害コンテンツブロックとスケジュール管理機能で安全性を強化
- モンスターラボホールディングスが日本郵政キャピタルから感謝状を受領、デジタルコンサルティング事業の価値創造が高評価
スポンサーリンク