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公開：2024-12-06

APTOがAIデータプラットフォームharBestをアップデート、アノテーション機能の大幅な改善で作業効率が向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• harBestがアノテーション機能を大幅アップデート
• 多角形の頂点追加・削除機能が実装され作業効率が向上
• 巨大なTIFF画像に対応しアノテーション精度が向上

AIデータプラットフォームharBestの機能強化によるアノテーション効率化

株式会社APTOは、AIデータプラットフォーム「harBest」の新機能とアップデート情報を2024年12月5日に公開した。アノテーション作業における多角形の頂点追加・削除機能の実装により、微細な調整が容易になり作業効率が大幅に向上している。アノテーションの精度向上と作業時間の短縮が実現されたのだ。^[1]

マウスドラッグによる多角形の頂点追加機能により、円形状や曲線状のシルエットのアノテーション作業における頂点設定が容易になった。画面上でマウスを動かすだけで軌道を自動的に打点できるため、クリック作業の回数が大幅に削減され、作業の効率化につながっている。

さらに、医療画像や衛星写真などの巨大なTIFF形式の画像ファイルに対応し、数百MB～数十GBの大容量データを自動分割してプロジェクトにアップロードすることが可能になった。キーポイントアノテーション画面の改善により、次のアノテーション対象の可視化や品質管理の効率化も実現している。

harBestの新機能とアップデート内容まとめ

アノテーションについて

アノテーションとは、画像や文書などのデータに対して人間が付与する補助的な情報や注釈のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• AIの学習データとして重要な役割を果たす
• データの特徴や属性を明確化する作業
• 機械学習モデルの精度向上に直結する

harBestのアノテーション機能は、AIの学習データ作成において重要な役割を果たしており、多角形やキーポイントなどの多様な形式に対応している。品質の自動評価機能と組み合わせることで、効率的なデータ作成が可能になっているのだ。

harBestのアップデートに関する考察

アノテーション作業における多角形の頂点編集機能の実装は、作業効率の向上に大きく貢献する可能性がある。特に医療画像や衛星写真などの精密なアノテーションが必要なケースでは、細かな調整が容易になることで作業時間の短縮と品質の向上が期待できるだろう。

今後の課題として、巨大なTIFF画像の分割処理における最適なサイズの決定やパフォーマンスの維持が挙げられる。複数人での同時作業時のデータ同期や変更の競合管理など、より大規模なプロジェクトでの運用面での課題も考えられるだろう。

将来的には機械学習を活用した自動アノテーション機能の強化や、より直感的なUI/UXの改善が期待される。特に医療分野や衛星画像分析などの専門領域における特殊なニーズに対応した機能の拡充が、harBestの価値をさらに高めることになるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「APTO、「harBest」の新機能とアップデートのお知らせ | 株式会社APTOのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000095.000053927.html, (参照 24-12-06).

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