ライブ配信ソフトOBS Studio v31.0.0が約1年ぶりのメジャーアップデート、NVIDIA Blur Filterなど新機能を追加
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記事の要約
- OBS Studio v31.0.0が12月7日に公開
- 約1年ぶりのメジャーアップデートを実施
- NVIDIA Blur FilterとBackground Blurなどの新機能を追加
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OBS Studio v31.0.0がメジャーアップデートで新機能を多数追加
ライブ配信ソフト「OBS Studio」の開発チームは、最新版となるv31.0.0を2024年12月7日に公開した。このアップデートでは2023年11月以来となる約1年ぶりのメジャーバージョンアップを実施し、プレビュー機能の強化やYouTubeチャット機能の改善など、配信者の利便性を高める機能が追加されている。[1]
主な新機能として、NVIDIA Blur FilterとBackground Blurの追加やプレビュースクロールバーとズーム/スケールインジケーターの実装、AJAデバイスキャプチャー向けのv210フォーマットサポートなどが含まれている。これらの機能強化により、配信者は従来よりも細かな画面調整や高度な映像効果を実現できるようになった。
一方で、NVIDIAのKepler GPU(600および700シリーズ)のNVENCサポートが終了となった。この変更に伴い、NVIDIAユーザーは最新のGPUドライバーへのアップデートが必要となり、Windows版では551.76以降、Linux版では550.54.14以降のバージョンが要求されることになった。
OBS Studio v31.0.0の新機能まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
映像効果の強化 | NVIDIA Blur FilterとBackground Blurを追加 |
UI改善 | プレビュースクロールバーとズーム/スケールインジケーターを実装 |
キャプチャー機能 | AJAデバイス向けv210フォーマットをサポート |
配信サービス | Amazon IVSサービスの統合とYouTubeチャット機能の強化 |
エンコード機能 | QSV AV1 Screen Content Codingを追加 |
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NVENCについて
NVENCは、NVIDIAのGPUに搭載されているハードウェアエンコーダーのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- GPUを使用した高速なビデオエンコーディング
- CPUの負荷を軽減する効率的な処理
- ストリーミング配信に最適化された性能
OBS Studio v31.0.0ではNVENCの実装が大幅に刷新され、SDK 12.2の機能を活用したスプリットエンコーディングや、B-Framesのリファレンス、Target Quality VBRモードなどの新機能が追加された。カスタムオプションフィールドも新設され、より柔軟な設定が可能になっている。
OBS Studio v31.0.0のアップデートに関する考察
OBS Studio v31.0.0における映像効果の強化は、配信者のクリエイティビティを大きく広げる可能性を秘めている。特にNVIDIA Blur FilterとBackground Blurの追加により、配信者は高品質な映像効果を手軽に実現できるようになり、視聴者に対してより魅力的なコンテンツを提供できるようになるだろう。
ただし、NVIDIAのKepler GPUサポート終了は、古いGPUを使用している配信者にとって大きな課題となる可能性がある。この問題に対しては、GPU性能の要求を抑えたプリセットの提供や、代替エンコーダーの最適化など、開発チームによる対応が期待される。
今後の展開としては、AI技術を活用した自動エフェクトの追加や、より直感的なUI改善が望まれる。また、クラウドサービスとの連携強化により、配信者のワークフローをさらに効率化することができるだろう。
参考サイト
- ^ GitHub. 「Release OBS Studio 31.0.0 · obsproject/obs-studio · GitHub」. https://github.com/obsproject/obs-studio/releases/tag/31.0.0, (参照 24-12-09).
- NVIDIA. https://www.nvidia.com/ja-jp/
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