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公開：2024-12-11

インフラ点検分野でドローン活用が本格化、市場規模2028年度には2,088億円規模に拡大へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• インフラ設備点検でドローン活用が本格化
• 送電網・基地局鉄塔での商用化が進展
• 橋梁点検でAI技術による損傷検出を実現

インフラ点検分野でドローン活用が加速、市場規模2028年度に2,088億円へ

インプレスグループの株式会社インプレスは、インフラ・設備点検分野における新産業調査レポート『ドローンビジネス調査報告書2025【インフラ・設備点検編】』を2024年12月11日に発売することを発表した。日本のインフラ・設備の老朽化が進む中で点検作業の重要性が高まり、送電網・鉄塔や基地局鉄塔での商用化・実用化が大きく前進している。^[1]

送電網・鉄塔分野では、送配電事業者が自社設備の点検にドローンを導入し、点検用アプリケーションやAI技術による異常検知の開発を進めている。基地局鉄塔分野においても、複数の通信キャリアが実用化を進め、ドローンポートを活用した自動点検ソリューションの開発が活発化している。

橋梁分野では、コンクリート橋のひび割れ検出や鋼橋の腐食検出にAI技術を活用する取り組みが本格化している。インプレス総合研究所の予測によると、インフラ・設備点検分野のドローンビジネス市場規模は2024年度の1,053億円から2028年度には2,088億円に拡大する見込みだ。

インフラ点検分野におけるドローン活用状況まとめ

調査レポートの詳細はこちら

AI画像診断技術について

AI画像診断技術とは、人工知能を活用して画像データから異常や損傷を自動的に検出・分析するシステムのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 画像データから自動的に損傷箇所を特定
• 機械学習により検出精度が向上
• 人手による点検を補完し効率化を実現

インフラ点検分野におけるAI画像診断技術は、コンクリート橋のひび割れ検出や鋼橋の腐食検出など、従来は人による目視確認が必要だった点検作業を効率化する重要な役割を果たしている。特に鋼橋の点検では、塗装下の腐食を検出する新しい画像診断AIの開発が進められ、点検精度の向上に貢献している。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「大手インフラ保有企業でドローン点検がさらに進展、サービス化し他社へ提供も送電網・鉄塔、基地局鉄塔、橋梁など多分野で導入拡大『ドローンビジネス調査報告書2025【インフラ・設備点検編】』12月11日発売 | 株式会社インプレスホールディングスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006338.000005875.html, (参照 24-12-11).

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