TISのことら税公金簡易導入サービスを静岡銀行が採用、自行アプリでの税公金納付機能をスピーディに実現へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

TIS株式会社は静岡銀行に対し、ことら税公金簡易導入サービスの提供を2024年12月5日に発表した。静岡銀行では自行アプリ「しずぎんアプリ」の利便性向上と税公金納付のスマホシフトを推進するため、ことら税公金サービスの導入を決定している。^[1]

TISのことら税公金簡易導入サービスは、地方税の納付書に付与される地方税統一QRコードの読み取りから収納までの一連の機能をSaaS型で提供することで、システム開発コストと保守コストを大幅に削減することが可能だ。静岡銀行は短期間での機能実装とコスト削減効果を評価し、このサービスの採用を決定している。

金融機関側には大規模なシステム開発や保守要員の体制強化が不要となり、窓口対応コストの削減も見込める状況となった。総務省が令和8年9月までにeLTAXを活用した税公金収納の開始を目指していることから、スマホアプリからの税公金収納サービスの需要は更に高まることが予想されている。

SaaSとは「Software as a Service」の略称で、インターネットを通じてソフトウェアを提供するサービス形態のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

ことら税公金簡易導入サービスではSaaS型のアプリサーバ機能によって、金融機関のシステム開発負担を大幅に軽減することが可能だ。金融機関側は自行アプリとの連携に必要な最小限の開発のみで税公金収納機能を実装できるため、開発期間の短縮とコスト削減を実現できる。

ことら税公金簡易導入サービスは、金融機関のDX推進において重要な役割を果たすことが期待される。特にSaaS型での提供により、金融機関側は大規模なシステム開発を行うことなく税公金収納のデジタル化を実現できることから、地域金融機関のデジタルトランスフォーメーションを加速させる可能性が高いだろう。

一方で、金融機関によってはレガシーシステムとの連携や既存の業務フローとの整合性確保が課題となる可能性がある。しかしTISの豊富な金融システム開発実績を活かしたサポート体制により、この課題は解決可能であるとともに、業務効率化とユーザー体験の向上が期待できるだろう。

今後は地方税統一QRコードの普及に伴い、より多くの金融機関でことら税公金簡易導入サービスの採用が進むと予想される。金融機関のデジタル戦略において、スマートフォンアプリを活用した新たな顧客接点の創出と業務効率化の両立を実現する重要なソリューションとなることが見込まれる。

^ PR TIMES. 「TISの「ことら税公金簡易導入サービス」を静岡銀行が採用 | ＴＩＳ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001673.000011650.html, (参照 24-12-06).
総務省. https://www.soumu.go.jp/

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