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公開：2024-12-12

Next Prime Food、田中宏隆氏ら代表理事就任と第一期会員募集開始、産官学連携のプラットフォームとして食農業界の課題解決へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• UnlocX田中宏隆氏がNext Prime Foodの共同代表に就任
• 会員制度を開始し企業、スタートアップ、アカデミア会員を募集
• 12月に3回のオンライン説明会を実施予定

Next Prime Food設立と第一期会員募集開始

株式会社UnlocXの代表取締役田中宏隆氏が一般社団法人Next Prime Foodの代表理事に就任し、2024年11月に法人を設立した。Beyond Next Ventures株式会社パートナーの有馬暁澄氏も共同で代表理事を務め、イノベーションパートナーとして株式会社三菱UFJ銀行および三菱UFJ信託銀行株式会社が参画している。^[1]

Next Prime Foodは第一期会員の募集を開始し、企業会員、スタートアップ会員、アカデミア会員の3種類の会員制度を設けることで、フードテックにまつわる共創機会を創出することを目指している。12月12日、19日、26日の3回にわたりオンライン説明会を開催し、今後の活動と詳細を紹介する予定だ。

法人の活動内容として、事業共創の推進やオープンイノベーション施設の開発を掲げており、2025年以降にはフードテックのインキュベーション施設やシェア型ウェットラボ、実証実験店舗の開発や連携を行う計画を立てている。企業会員を中心にスタートアップおよびアカデミアと連携した事業共創を推進するとしている。

Next Prime Food会員制度の概要

Next Prime Food会員登録の詳細はこちら

フードテックについて

フードテックとは、食品産業における技術革新を指す言葉であり、主に以下のような特徴を持つ分野である。

• 従来の食品産業に最新技術を組み合わせた革新的な取り組み
• 持続可能な食糧生産システムの構築を目指す
• 環境負荷の低減と食料供給の安定化を両立

Next Prime Foodが掲げるフードテックの課題には、高齢化に伴う後継者不足や労働力の減少、異常気象による農作物への影響、温室効果ガスの排出や水質汚染などの環境問題が含まれている。輸入依存による国際競争力の低下やフードロスなど、食分野における課題解決も重要なテーマとなっている。

Next Prime Foodの設立に関する考察

Next Prime Foodの設立は、日本の食農業界が抱える複雑な課題に対して、産官学連携による包括的なアプローチを提示している点で注目に値する。特に企業会員を30社限定とすることで、密な連携と実効性の高い共創活動が期待できるだろう。

一方で、2025年以降に予定されているオープンイノベーション施設の開発においては、運営体制の確立や利用規約の整備など、具体的な準備が必要となってくる。施設の効果的な活用には、各会員の知見やリソースを最大限に活かせる仕組みづくりが重要だ。

今後はスタートアップ企業と大手企業の連携を通じて、革新的な技術やビジネスモデルが生まれることが期待される。特に日本の食産業のグローバル競争力強化という観点では、Next Prime Foodが持続可能な食の未来を切り拓く重要な役割を担うことになるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「一般社団法人Next Prime Foodの共同代表に、株式会社UnlocX代表取締役 田中宏隆が就任 | 株式会社UnlocXのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000147165.html, (参照 24-12-12).

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