STマイクロエレクトロニクスがNeural-ARTアクセラレータ搭載のSTM32N6を発表、エッジAI処理の高速化を実現
PR TIMES より
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記事の要約
- STマイクロエレクトロニクスがNPU搭載のSTM32N6を発表
- Neural-ARTアクセラレータで600倍の機械学習性能を実現
- コンピュータビジョンやオーディオ処理が可能に
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STM32N6シリーズがNeural-ARTアクセラレータを搭載しエッジAI処理を高速化
STマイクロエレクトロニクスは2024年12月11日、組み込みAI処理を加速させる新しいマイコンシリーズSTM32N6を発表した。Neural-ARTアクセラレータと呼ばれる独自のNPUを初めて搭載したSTM32N6は、既存のハイエンドSTM32マイコンと比較して600倍もの機械学習性能を実現することが可能になっている。[1]
STM32N6シリーズは最大800MHzで動作するArm Cortex-M55コアを搭載しており、3,360CoreMarkスコアという卓越した性能を達成している。コンピュータビジョンやオーディオ処理、音声分析などのアルゴリズムを利用した高度な機能を実現することが可能だ。
STM32N6シリーズはSTM32ファミリ最大となる4.2MB RAMを内蔵しており、大量のデータを使用するAI処理やマルチメディア処理に対応できる仕様となっている。2個の64bit AXIインタフェースが高レベルのデータ帯域幅をサポートし、Neural-ARTアクセラレータの性能を最大限に引き出すことが可能だ。
STM32N6シリーズの主な機能まとめ
プロセッサ | メモリ | AI処理 | |
---|---|---|---|
仕様 | Arm Cortex-M55コア、最大800MHz | 4.2MB RAM | Neural-ARTアクセラレータ搭載 |
性能 | 3,360CoreMarkスコア | 2個の64bit AXIインタフェース | 最大600GOPS |
特徴 | 高速処理が可能 | 大量データ処理に対応 | 既存比600倍の性能 |
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Neural-ARTアクセラレータについて
Neural-ARTアクセラレータは、STマイクロエレクトロニクスが開発した組み込み機器向けの高性能なニューラル・プロセッシング・ユニットである。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 300個近くの積和演算ユニット(MAC)を搭載
- 最大600ギガ・オペレーション/秒の処理性能
- 既存のハイエンドSTM32マイコンと比較して600倍の機械学習性能
Neural-ARTアクセラレータはコンピュータ・ビジョンやオーディオ処理、音声分析などのアルゴリズムを高速で実行することができる。STM32N6シリーズに搭載されたNeural-ARTアクセラレータは、TensorFlow LiteやKerasなどの主要な機械学習フレームワークにも対応している。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「STマイクロエレクトロニクス、エッジAI活用を加速させるNPU搭載の新しいSTM32マイコンを発表 | STマイクロエレクトロニクスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001421.000001337.html, (参照 24-12-13).
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