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公開：2024-12-16

NPO法人Piece of Syriaがシリアの子どもたち400人への心理ケア支援プロジェクトを開始、クラウドファンディングで100万円を募集

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• NPO法人Piece of Syriaがシリアの子どもたち支援のクラウドファンディングを開始
• アレッポの400人の子どもたちへ心理ケアを提供予定
• 12月17日にシリア人スタッフによる活動説明会を開催

シリアの子どもたちへの心理ケア支援プロジェクト始動

NPO法人Piece of Syriaは、シリアの子どもたちへの支援強化を目指し、2024年12月13日より緊急支援クラウドファンディングを開始した。シリア北部アレッポに住む6～14歳の子ども400名を対象に、心理ケアのアクティビティを実施する計画で、2チームが10か所を巡回しながらサポートを提供することになっている。^[1]

本プロジェクトでは心理ケアサポートスタッフ6名の人件費として55万円、交通費とケア用物品購入費として35万円、送金手数料などのその他経費として10万円を見込んでおり、合計100万円の支援を募る。メンタルヘルスセンターの元所長を含む専門家チームが、豊富な経験を活かして子どもたちの心のケアにあたることになっている。

12月17日には、シリア人スタッフが登壇するオンライン活動説明会を開催する予定だ。説明会では、Piece of Syriaの設立経緯や代表中野のマイストーリーに加え、現地の子どもたちの様子や必要とされている支援について、現場からの生の声を届けることになっている。

心理ケアプロジェクトの概要まとめ

活動説明会の詳細はこちら

心理ケアについて

心理ケアとは、メンタルヘルスの専門家が行う心の健康をサポートするための支援活動のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 専門家による個別カウンセリングやグループアクティビティの実施
• トラウマや心的ストレスの軽減を目指した継続的なサポート
• 年齢や環境に応じた適切なケアプログラムの提供

Piece of Syriaが2023年に実施した類似の心理ケア活動では、参加した子どもたちの75%が学校への復学を果たしている。専門家による適切な心理ケアは、戦争や災害で心に傷を負った子どもたちの回復と社会復帰に重要な役割を果たすことが示されている。

シリアの子どもたちへの心理ケア支援に関する考察

シリアの子どもたちへの心理ケア支援は、単なる一時的な援助を超えて、次世代の育成という観点から極めて重要な意義を持つ取り組みである。特に現地スタッフによる支援は、文化的な理解に基づいたケアを可能にし、より効果的な心のケアを実現できる可能性が高いだろう。

一方で、支援活動の持続可能性という観点からは、単発のクラウドファンディングだけでなく、長期的な資金調達の仕組みづくりが課題となる可能性がある。現地の治安状況や政治的な不安定さも、継続的な支援活動の実施に影響を与える要因として考慮する必要があるだろう。

今後は、心理ケアの専門家の育成や、現地コミュニティとの協力体制の強化が重要になってくるはずだ。さらに、支援活動の成果を定量的に評価し、より効果的なプログラムの開発につなげていくことで、より多くの子どもたちの心の回復を支援できるようになるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「【シリアの子どもたちへの心のケアプロジェクト】～12月13日より、NPO法人Piece of Syriaが、緊急支援クラウドファンディングを開始！～ | 特定非営利活動法人 Piece of Syriaのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000065.000095779.html, (参照 24-12-16).

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