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公開：2024-12-20

AIメディカルサービスが内視鏡画像診断支援ソフトウェアgastroAI model-G2の製造販売承認を取得、早期胃がん発見率の向上に貢献

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• AIメディカルサービスが内視鏡画像診断支援ソフトウェアを製造販売承認取得
• 早期胃がんと腺腫の検出をリアルタイムでAIがサポート
• 熟練医の診断精度を向上させる高性能な支援システム

AIを活用した内視鏡画像診断支援システムgastroAI model-G2の承認取得

株式会社AIメディカルサービスは、内視鏡検査中に早期胃がんおよび腺腫を疑う領域を検出する内視鏡画像診断支援システムgastroAI model-G2について、2024年12月17日付で厚生労働大臣より製造販売承認を取得した。本製品は2025年春頃の販売開始を予定しており、内視鏡検査機器から受信した胃内視鏡画像をリアルタイムで解析し、医師の診断をサポートする画期的なシステムとなっている。^[1]

gastroAI model-G2は内視鏡検査中に画像上の早期胃がんおよび腺腫を疑う領域を自動検出し、汎用モニターに矩形として表示するとともに音で通知することで観察者に注意を喚起する仕組みを採用している。解析にかかる時間はわずか0.15秒以内であり、サブモニターに解析結果を表示することでメインモニターの観察を妨げない設計となっている。

性能評価試験では熟練医単独の診断と比較して、本システムを併用した場合の感度が66.4%から83.5%に向上することが実証されている。特異度においても90.8%から92.9%へと改善が見られ、早期発見が重要とされる胃がんの診断精度向上に大きく貢献することが期待される。

内視鏡画像診断支援システムの性能評価まとめ

腺腫について

腺腫とは、腺組織に発生する良性の腫瘍のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 良性腫瘍であるが、がん化するリスクを持つ
• 内視鏡検査で発見された場合、大きさによって治療方針が決定される
• 早期発見・早期治療が予後改善に重要な役割を果たす

胃がんは日本における罹患者数が年間10万人以上で第三位、死亡者数も年間約4万人で第三位となっている深刻な疾患である。早期発見された場合の5年相対生存率は95%以上と高く、AIを活用した診断支援システムによる早期発見率の向上が期待されている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「【新製品】がん見逃しゼロを目指すAIメディカルサービス、画像上早期胃がんおよび腺腫を疑う領域を検出するAI搭載の内視鏡画像診断支援ソフトウェアの製造販売承認を取得 | 株式会社AIメディカルサービスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000049025.html, (参照 24-12-20).
2. 厚生労働省. https://www.mhlw.go.jp/index.html

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