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公開：2024-12-26

トランザクション・メディア・ネットワークスが電子レシート管理システムの特許を取得、購買データのリアルタイム活用が可能に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• TMNが電子レシートに関する新技術で特許を取得
• 購買情報からURLリンク設定が可能なシステムを開発
• ワンクリックで商品関連情報へのアクセスが実現

TMNの電子レシート管理システムによる新特許取得

株式会社トランザクション・メディア・ネットワークスは電子レシートの表示画面から購買情報に応じて任意のURLリンクを設定できる技術を開発し、2024年12月12日に特許第7603771号を取得した。このシステムにより消費者は購買した商品の関連情報へワンクリックでアクセスできるようになり、流通事業者はマーケティングやリテールメディアとして活用できるようになったのだ。^[1]

電子レシートには流通事業者が導入コストに見合ったメリットを見いだせていない課題があったことから、TMNは電子レシートの付加価値向上に向けた取り組みとして本特許技術を開発した。この特許技術によってキャンペーンや買い合わせ商品など様々な条件に応じたマーケティング施策を実行できるようになっている。

TMNは2023年にレシート印字情報をもとに購買情報をデータベース化するシステムの特許を取得しており、今後もレシートデータの活用促進に向けた新たなサービス開発に取り組んでいる。POSデータの活用には一定のハードルが存在していたが、TMNはレシートデータの活用促進によって購買データの柔軟な活用を目指すのだ。

TMNの電子レシート管理システムの特徴まとめ

TMNの公式サイトはこちら

リテールメディアについて

リテールメディアとは、小売店が持つ販売データや顧客接点を活用した広告メディアのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 購買データに基づく効果的な広告配信が可能
• 実店舗とオンラインの双方で顧客接点を創出
• 購買行動に直結した販促施策の展開

電子レシートをリテールメディアとして活用することで、消費者は商品のアレルギー情報やレシピなどの情報を簡単に入手することが可能になる。小売事業者やメーカーにとっては顧客接点の拡大やロイヤルティ向上につながり、新たな収入源として活用できるのだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「電子レシートからワンクリックで購買商品の情報にアクセスできる新システムで特許取得 | 株式会社トランザクション・メディア・ネットワークスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000055.000064450.html, (参照 24-12-26).

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