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公開：2024-12-26

株式会社ユカリアが医療従事者向けベッドサイド情報端末ユカリアタッチを札幌秀友会病院で運用開始、医療現場のDX化を推進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 医療従事者向けベッドサイド情報端末「ユカリアタッチ」を札幌秀友会病院が導入
• 札幌秀友会病院は2024年9月2日より運用を開始
• 情報共有の強化と医療の質・安全の向上を目指す

医療従事者向けベッドサイド情報端末ユカリアタッチが札幌秀友会病院で運用開始

株式会社ユカリアは医療従事者向けベッドサイド情報端末「EUCALIA TOUCH」を開発し、札幌秀友会病院において2024年9月2日より本格運用を開始した。札幌秀友会病院は札幌市手稲区を拠点とし、脳神経外科を中心に救急医療から在宅医療まで幅広い医療サービスを提供する140床の中核病院である。^[1]

ユカリアタッチは医療従事者間の情報共有を強化するための電子化ピクトグラム機能を搭載しており、患者の安静度や禁飲食、アレルギー情報などを分かりやすいイラスト記号で表示することが可能である。また、NFCに対応した体温計や血圧計のデータを電子カルテに自動連携する機能も実装されているのだ。

ユカリアタッチは2017年2月の販売開始以降、2024年9月時点で全国約80の病院に累計20,000台が導入されている。さらに2024年6月には新製品「EUCALIA TOUCH with」の販売受付を開始しており、2025年1月からの納品・稼働を予定している。

ユカリアタッチの主な機能まとめ

ユカリアタッチの詳細はこちら

NFCについて

NFCとは「Near Field Communication」の略称で、非接触通信の国際規格として広く採用されている技術規格のことである。以下がNFCの主な特徴として挙げられる。

• 近距離での高速データ通信が可能
• セキュアな暗号化通信をサポート
• 低消費電力での通信を実現

医療現場におけるNFC技術の活用は、データ入力作業の効率化と正確性の向上に大きく貢献している。ユカリアタッチでは、NFC対応の医療機器から測定データを直接取り込むことで、手入力によるミスを防ぎながら、医療従事者の業務負担を軽減することが可能になっているのだ。

ユカリアタッチの医療DXに関する考察

医療現場における情報共有の電子化は、医療安全の向上と業務効率化の両面で大きな意義を持つものである。従来の紙ベースやマグネットによる情報共有では、情報の更新や確認に時間がかかり、また古い情報が残存するリスクもあったが、ユカリアタッチの導入によってリアルタイムな情報共有が実現されているだろう。

今後の課題として、電子化に伴うシステムダウンのリスク管理や、異なるメーカーの医療機器との互換性確保が挙げられる。医療機関ごとに異なるシステム環境や運用フローに対して、柔軟なカスタマイズ対応が必要になってくるだろう。

医療DXの推進において、現場の実態に即したソリューションの提供は極めて重要である。ユカリアタッチは医療現場の声を反映しながら継続的なアップデートを行っており、今後も現場に寄り添った機能拡充が期待されるのだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「医療従事者向けベッドサイド情報端末「ユカリアタッチ」 札幌市の「医療法人秀友会 札幌秀友会病院」が運用開始 | 株式会社ユカリアのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000131.000022624.html, (参照 24-12-26).

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