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公開：2025-01-10

エン・ジャパンの離職予防ツールHR OnBoardが大成建設で効果、事務職の離職率ゼロを達成し新入社員への導入拡大へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• エン・ジャパンの離職予防ツール『HR OnBoard』が大成建設に導入
• 導入6ヶ月で事務職の1～2年目離職率がゼロに改善
• 2025年4月から新入社員への導入拡大が決定

HR OnBoardの導入による大成建設の離職率改善

エン・ジャパン株式会社は定着・活躍支援ツール『HR OnBoard』を大成建設株式会社に2024年に導入した。大成建設の事務系職員約120名を対象に導入したHR OnBoardは、若手社員の離職率を8％から3.5％へと大幅に低下させ、対象者の離職率をゼロにすることに成功している。^[1]

大成建設株式会社は2023年に創業150周年を迎え、中長期的な経営の基本方針として人的資本の拡充を掲げて様々な施策を推進してきた。従来のOJT制度からメンター制度への切り替えを実施し、HR OnBoardを活用することで離職予防とメンターの育成、コミュニケーションの活性化に大きな効果をもたらしている。

HR OnBoardは入社1年以内の社員の離職兆候を可視化し、具体的な対策をアドバイスする離職予防ツールとして機能している。毎月3問ずつの質問を社員に送信し、社員はオリジナルのスタンプで簡単に回答することができ、人事担当者は社員のコンディションを3段階で視覚的に把握することが可能だ。

HR OnBoardの特徴と効果まとめ

HR OnBoardの詳細はこちら

離職予防ツールについて

離職予防ツールとは、社員の離職リスクを早期に発見し、適切な対策を講じるためのシステムのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 定期的なアンケートによる社員の状態把握
• データ分析による離職リスクの可視化
• 具体的な対策提案と効果測定機能

HR OnBoardは、社員のコンディションを「晴れ・くもり・雨」の3段階で視覚的に把握することができ、離職リスクの早期発見に効果を発揮している。大成建設での導入事例では、事務系職員の離職率改善に大きく貢献し、2025年4月からは新入社員への導入拡大が決定されるなど、その効果が実証されている。

HR OnBoardの導入効果に関する考察

HR OnBoardの導入による離職率の大幅な改善は、人材育成と組織活性化の両面で重要な成果をもたらしている。特に従来のOJT制度からメンター制度への移行と組み合わせることで、若手社員の成長支援と定着率向上という相乗効果を生み出すことに成功したといえるだろう。

今後の課題としては、対象者の拡大に伴うメンター制度の運用負荷増加が懸念される。メンターの育成とサポート体制の強化が必要となるが、HR OnBoardのデータを活用することで、メンター自身の成長支援にもつながる可能性が高いだろう。

中長期的には、HR OnBoardを通じて蓄積されたデータを活用し、より効果的な人材育成施策の立案が期待される。離職予防だけでなく、組織全体のエンゲージメント向上や人材育成の質的向上にも寄与する可能性を秘めている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「エン・ジャパンの離職予防ツール『HR OnBoard』 大成建設で導入後、離職率の大幅改善に成功！ | エン・ジャパン株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000987.000000725.html, (参照 25-01-10).

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