LINEリサーチが中高生の職業意識を調査、高校生は国家公務員が人気でスポーツ選手は中学生で上位に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

LINEヤフー株式会社は650万人以上の国内最大級の調査パネルを基盤としたリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」を通じて2024年11月に中高生の職業意識調査を実施した。調査では将来なりたい職業とその理由、働く会社を選ぶ際に重視する点について全国の中高生から回答を得ている。^[1]

男子中学生では昨年2位だった「スポーツ選手」が今年は1位となり、「国家公務員・地方公務員」「YouTuber、Vtuberなどの動画投稿者」が続いている。女子中学生では「イラストレーター」「教師・教員・大学教授」「看護師」が上位を占め、昨年ランク外だった「美容師・理容師」が4位に入った。

高校生では男女ともに「国家公務員・地方公務員」が1位となり、男子では「教師・教員・大学教授」「システムエンジニア・プログラマー」が続いている。女子では「看護師」「教師・教員・大学教授」がトップ3に入り、全体的に安定志向が強く表れる結果となった。

	男子中学生	女子中学生	男子高校生	女子高校生
1位	スポーツ選手	イラストレーター	国家公務員・地方公務員	国家公務員・地方公務員
2位	国家公務員・地方公務員	教師・教員・大学教授	教師・教員・大学教授	看護師
3位	YouTuber、Vtuber	看護師	システムエンジニア・プログラマー	教師・教員・大学教授

システムエンジニア・プログラマーとは、コンピュータシステムの設計・開発・運用を担当する技術者のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

本調査では男子高校生のトップ3に入っており、特にIT業界への関心の高さが伺える。デジタル化が進む現代社会において、システムエンジニア・プログラマーは安定した職業として認識されており、技術の進歩とともに重要性が増している職種だ。

中高生の職業選択において、公務員志望が高い傾向は雇用の安定性や福利厚生の充実を重視する価値観の表れと考えられる。特に高校生では現実的な進路選択を意識し始めることから、安定志向が強まっていることが調査結果からも読み取れるだろう。

一方で中学生では、スポーツ選手やイラストレーターなど、より夢や憧れを重視した職業選択が目立っている。この年代特有の職業観が表れており、学年が上がるにつれて現実的な職業選択へと変化していく過程が明確に示されているのだ。

今後の課題として、夢と現実のバランスをどう取るかが重要になってくるだろう。職業選択の幅を広げつつ、個々の適性や興味を活かせる進路指導が求められる。中高生の職業意識の変化を継続的に調査し、効果的なキャリア教育につなげていく必要がある。

^ PR TIMES. 「【LINEリサーチ】中学生・高校生のなりたい職業、「国家公務員・地方公務員」が人気。男子中学生では「スポーツ選手」が1位に | LINEヤフー株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000932.000129774.html, (参照 25-01-10).

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