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公開：2025-01-11

NECがMateシリーズを刷新、CopilotキーとDDR5メモリ搭載で業務効率化を促進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• NECがビジネス向けデスクトップPC「Mate」シリーズを刷新
• 第14世代CPUとDDR5メモリで基本性能を強化
• Copilotキーとハードウェアスキャン機能で利便性向上

NECのMateシリーズが全面刷新、AI活用とメンテナンス性を強化

NECは2025年1月10日、ビジネス向けデスクトップPC「Mate」シリーズの新製品として、インテル第14世代CPUとDDR5メモリを採用した5タイプ31モデルの販売を開始した。新製品はWindows 11 ver 24H2を全タイプに搭載し、3種類のキーボードには新たにCopilotキーを装備することでMicrosoft Copilotをワンタッチで起動できるようになっている。^[1]

また、主要部品の問題を診断できる「ハードウェアスキャン機能」を新たに搭載することで、利用者のメンテナンス作業を大幅に簡素化している。スモールサイズPC「タイプMC」では、SSDを2つ搭載しリアルタイムに同じデータを書き込むミラーリング機能を選択可能とすることで、故障時のダウンタイムを最小限に抑制することが可能だ。

販売価格は、ハイエンドモデルの「タイプME」が306,500円から、「タイプMB」が286,000円から、「タイプMA」が272,000円から、「タイプMC」が264,900円からとなっている。SOHO・中小企業向けの「タイプML」はオープン価格での提供となり、各モデルの出荷開始は2025年1月17日からを予定している。

Mateシリーズ新製品ラインナップまとめ

Copilotキーについて

Copilotキーとは、Microsoft社が提供するチャット型AIアシスタント「Microsoft Copilot」を即座に起動するための専用キーのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• ワンタッチでMicrosoft Copilotを起動可能
• メールの下書きや文書要約などのAI機能にアクセス
• 業務効率化と生産性向上を支援

NECの新型Mateシリーズでは、3種類のキーボードすべてにCopilotキーを標準搭載しており、ユーザーはキーボードの操作環境に応じて最適なものを選択できるようになっている。Microsoft Copilotを活用することで、日常的な業務タスクを効率化し、ユーザーの生産性を大きく向上させることが可能となるだろう。

Mateシリーズの刷新に関する考察

NECのMateシリーズ刷新において、Microsoft Copilotの活用を前面に押し出した点は、企業のDX推進とAI活用の潮流を捉えた戦略といえる。特にCopilotキーの搭載は、AIツールの日常的な利用を促進し、ビジネスユーザーの生産性向上に大きく貢献する可能性を秘めている。

ハードウェアスキャン機能の実装は、IT管理者の負担軽減という観点から評価できるものの、診断結果の正確性や問題検出の精度については今後の検証が必要となるだろう。また、タイプMCにおけるRAID1対応は、データ保護とビジネス継続性の観点から重要な進化といえるが、コストと性能のバランスが導入時の判断基準となる。

生産性向上とメンテナンス性の強化を両立させた今回の刷新は、企業のIT環境整備における新たな選択肢を提供している。インテル第14世代CPUとDDR5メモリの採用による性能向上は、将来的なソフトウェアやAIツールの要求にも十分対応できる余裕を持たせている点で評価できるだろう。

参考サイト

1. ^ NEC. 「NEC、ビジネス向けデスクトップPC「Mate」のラインアップを一新、AI活用の促進や基本性能／利便性を強化 : NEWS: ビジネスPC | NEC」. https://jpn.nec.com/products/bizpc/info/news/pressrelease-20250110.html, (参照 25-01-11).
2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp
3. NEC. https://jpn.nec.com/

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