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公開：2025-01-31

大阪市初のPark-PFI事業、難波宮跡公園に商業施設「なノにわ」が誕生し歴史と賑わいの新拠点に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• NTT都市開発が大阪市初のPark-PFI事業として難波宮跡公園の商業施設を開業
• 商業施設「なノにわ」に13店舗が出店し歴史と賑わいを創出
• オープニングイベントを3月28日から3日間開催予定

難波宮跡公園の商業施設「なノにわ」が開業へ

NTT都市開発株式会社は大阪市初のPark-PFI事業として、難波宮跡公園北部ブロックに商業施設「なノにわ」を2025年3月28日に開業することを発表した。この施設は公園と一体となった商業施設として整備され、AR技術を活用した古代建物の復元により難波宮の歴史を発信する取り組みを行っている。^[1]

商業施設「なノにわ」には大阪市内初出店1店舗、商業施設初出店9店舗、新業態2店舗を含む計13店舗が出店する予定だ。公園と連続した開放的な店舗やテラス席では遺構や芝生広場を眺めながら飲食を楽しむことができ、公園内ではテイクアウトメニューの利用も可能になっている。

オープニングイベントでは地元FM802の人気番組「THE NAKAJIMA HIROTO SHOW 802 RADIO MASTERS」の公開収録が行われ、レキシや2025年日本国際博覧会のスペシャルサポーターTHE RAMPAGEのメンバーが出演する。難波宮跡の歴史ガイドツアーや大道芸人によるショーなど多彩なイベントが予定されている。

商業施設「なノにわ」の出店店舗まとめ

Park-PFIについて

Park-PFIとは公園における新たな官民連携の仕組みで、民間事業者が公園内で収益施設を設置・運営する代わりに、公園施設の整備や管理を一体的に行う制度のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 民間の資金とノウハウを活用した公園の魅力向上
• 収益施設と公園施設の一体的な整備・管理運営
• 公共空間の価値向上と持続可能な管理運営の実現

難波宮跡公園では史跡の保存活用と賑わい創出を両立させるため、Park-PFI制度を活用して商業施設を整備している。この取り組みは2050年の難波宮跡遷都1400年に向けた歴史的価値の継承と、新たな都市公園としての機能強化を目指すものだ。

難波宮跡公園商業施設に関する考察

商業施設「なノにわ」の開業は、歴史的価値の高い難波宮跡と現代的な商業機能を融合させる画期的な取り組みとなっている。特にAR技術を活用した古代建物の復元は、来場者に難波宮の歴史をより直感的に理解させることができ、教育的な価値も高いものになるだろう。

一方で、史跡の保存と商業利用のバランスを保つことが今後の課題となる可能性がある。来場者の増加に伴う遺構への影響や、商業施設の営業が史跡の雰囲気を損なわないよう、継続的なモニタリングと適切な管理運営が必要になってくるだろう。

今後は季節ごとの歴史イベントや地域と連携した文化プログラムなど、より多彩な取り組みが期待される。Park-PFI事業の成功モデルとして、他の歴史的公園の活用にも影響を与える可能性が高いと考えられる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「大阪市初Park-PFI・難波宮跡公園（北部ブロック） 公園と一体となった商業施設『なノにわ』が3/28（金）に開業 | NTTアーバンソリューションズ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000066.000134094.html, (参照 25-01-31).

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