【CVE-2025-25163】WordPressプラグインA/B Image Optimizer 3.3にパストラバーサルの脆弱性、任意のファイルダウンロードが可能に
記事の要約
- A/B Image Optimizer 3.3以前のバージョンにパストラバーサルの脆弱性
- 攻撃者による任意のファイルダウンロードが可能に
- CVSSスコア7.5の深刻度の高い脆弱性
WordPressプラグインA/B Image Optimizer 3.3のパストラバーサル脆弱性
セキュリティ企業のPatchstack OÜは2025年2月7日、WordPressプラグイン「A/B Image Optimizer」にパストラバーサルの脆弱性が存在することを公開した。この脆弱性は同プラグインのバージョン3.3以前に影響を与えるものであり、攻撃者が制限されたディレクトリ外のファイルにアクセスできる状態となっている。[1]
この脆弱性は【CVE-2025-25163】として識別されており、CVSSスコアは7.5と評価されている。攻撃に必要な特権レベルは不要であり、攻撃者はネットワーク経由で容易に攻撃を実行できる可能性があるため、早急な対応が求められている。
発見者はPatchstack AllianceのLVT-tholv2k氏であり、Patchstackのデータベースで詳細な情報が公開されている。この脆弱性は不適切なパス名の制限によって引き起こされ、攻撃者が任意のファイルをダウンロードできる状態となっているため、システムのセキュリティに重大な影響を及ぼす可能性がある。
脆弱性の詳細情報まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
脆弱性ID | CVE-2025-25163 |
影響を受けるバージョン | 3.3以前のすべてのバージョン |
CVSSスコア | 7.5(High) |
脆弱性の種類 | パストラバーサル(CWE-22) |
発見者 | LVT-tholv2k(Patchstack Alliance) |
公開日 | 2025年2月7日 |
パストラバーサルについて
パストラバーサルとは、Webアプリケーションにおいて攻撃者が意図的にファイルパスを操作し、本来アクセスできないディレクトリやファイルにアクセスする脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ディレクトリトラバーサル攻撃とも呼ばれる深刻な脆弱性
- 機密情報の漏洩やシステム全体の危殆化につながる可能性
- 入力値の適切な検証とサニタイズによって防止が可能
WordPressプラグインのA/B Image Optimizerで発見されたパストラバーサル脆弱性は、CVSSスコア7.5と評価される重大な問題である。攻撃者は特別な権限なしにネットワーク経由で攻撃を実行でき、システム内の任意のファイルにアクセスできる状態となっており、早急な対策が必要とされている。
A/B Image Optimizerの脆弱性に関する考察
A/B Image Optimizerの脆弱性は、WordPressプラグインのセキュリティ管理における重要な課題を浮き彫りにしている。特にファイル操作に関連する機能を持つプラグインでは、入力値の検証や適切なアクセス制御の実装が不可欠であり、開発者はセキュリティバイデザインの考え方に基づいた実装を徹底する必要があるだろう。
今後は同様の脆弱性を防ぐため、WordPressプラグインの開発者向けセキュリティガイドラインの整備や、自動化されたセキュリティテストツールの導入が重要となる。特にファイルシステムへのアクセスを必要とするプラグインでは、より厳格な開発基準とレビュープロセスの確立が求められている。
また、WordPressコミュニティ全体としても、プラグインのセキュリティ品質を向上させるための取り組みが必要だ。脆弱性の早期発見と迅速な対応を実現するため、セキュリティ研究者とプラグイン開発者の協力体制を強化し、継続的なセキュリティ監査の仕組みを構築することが望まれる。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-25163, (参照 25-02-14).
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