【CVE-2025-24200】AppleがiOSとiPadOSの認証バイパス脆弱性を修正、USB制限モードの無効化攻撃に対処
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記事の要約
- Appleが複数のiOSとiPadOSに認証の脆弱性を確認
- 物理的な攻撃でUSB制限モードが無効化される可能性
- iPadOS 17.7.5とiOS/iPadOS 18.3.1でパッチ適用済み
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iOSとiPadOSに深刻な認証の脆弱性、Appleがセキュリティアップデートを公開
Appleは2025年2月10日、iOSとiPadOSに存在する認証に関する深刻な脆弱性【CVE-2025-24200】を修正するセキュリティアップデートを公開した。この脆弱性は物理的な攻撃によってロック状態のデバイスのUSB制限モードを無効化できる可能性があり、特定の標的に対する高度な攻撃に悪用された可能性があることが報告されている。[1]
この脆弱性の影響を受けるバージョンは、iPadOS 17.7.5より前のバージョンとiOS/iPadOS 18.3.1より前のバージョンとなっている。CISAの評価によると、この脆弱性は自動化された攻撃は困難であるものの、システムに部分的な影響を与える可能性があるとされている。
Appleはこのセキュリティアップデートにおいて、認証に関する問題を改善された状態管理によって修正している。修正プログラムはiPadOS 17.7.5およびiOS/iPadOS 18.3.1にて提供されており、影響を受ける可能性のあるユーザーには速やかなアップデートが推奨される。
iOS/iPadOS脆弱性の影響範囲と対策まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
脆弱性ID | CVE-2025-24200 |
影響を受けるOS | iPadOS 17.7.5未満、iOS/iPadOS 18.3.1未満 |
深刻度 | CVSS v3.1 スコア: 4.6(中程度) |
攻撃条件 | 物理的なアクセスが必要、自動化攻撃は困難 |
修正バージョン | iPadOS 17.7.5、iOS/iPadOS 18.3.1 |
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認証バイパスの脆弱性について
認証バイパスの脆弱性とは、システムの認証メカニズムを回避して不正なアクセスを可能にする脆弱性のことを指している。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 正規の認証プロセスをスキップして権限を取得
- 物理的なアクセスや特殊な入力による認証の回避
- システムの状態管理や権限チェックの不備を悪用
認証バイパスの脆弱性はCWE-863(Incorrect Authorization)に分類され、攻撃者が本来アクセスできないはずの機能やデータにアクセスすることを可能にする。USB制限モードの無効化を可能にする今回の脆弱性も、デバイスのセキュリティ機能を回避するという点で深刻な問題となっている。
iOSとiPadOSのセキュリティアップデートに関する考察
今回のセキュリティアップデートは、物理的なアクセスを必要とする攻撃に対する防御を強化している点で重要な意味を持つ。特に標的型攻撃に悪用された可能性が報告されていることから、企業や組織のセキュリティ管理者は速やかな対応が求められるだろう。
今後はUSB制限モードのような物理的なセキュリティ機能の実装方法について、より堅牢な設計が必要になると考えられる。特に状態管理の部分では、ハードウェアとソフトウェアの両面からのセキュリティ検証が重要になってくるだろう。
また、モバイルデバイスの物理的なセキュリティ対策は、今後ますます重要性を増していくと予想される。特に企業での利用が増加するiPadでは、より強固なセキュリティ機能の実装と、定期的な脆弱性診断の実施が望まれる。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-24200, (参照 25-02-15).
- Apple. https://www.apple.com/jp/
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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