【CVE-2025-24905】WeGIAにSQL Injection脆弱性が発見、慈善団体の情報漏洩リスクに早急な対応が必要
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記事の要約
- WeGIAにSQL Injection脆弱性が発見
- バージョン3.2.12で修正が実施
- 重大度はCriticalで早急な対応が必要
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WeGIA バージョン3.2.12未満のSQL Injection脆弱性
慈善団体向けWebマネージャーWeGIAにおいて、get_codigobarras_cobranca.phpエンドポイントでSQL Injection脆弱性が発見され、2025年2月3日に公開された。この脆弱性は【CVE-2025-24905】として識別されており、攻撃者が任意のSQLクエリを実行し機密情報へアクセスまたは削除できる可能性があるとされている。[1]
この脆弱性の深刻度はCVSS v4.0で10.0(Critical)と評価されており、攻撃の複雑さは低く特別な権限も必要としないことから、早急な対応が求められる状況となっている。WeGIAの開発元であるLabRedesCefetRJは、バージョン3.2.12でこの問題に対する修正を実施しており、全てのユーザーに更新を推奨している。
また、米国サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は2025年2月4日にSSVC評価を実施し、この脆弱性に対するエクスプロイトが自動化可能であり、技術的な影響が重大であると判断している。現時点で有効な回避策は提供されておらず、早急なバージョンアップが推奨される。
WeGIAのSQL Injection脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-24905 |
影響を受けるバージョン | 3.2.12未満 |
脆弱性の種類 | SQL Injection(CWE-89) |
CVSS評価 | 10.0(Critical) |
影響範囲 | 機密情報へのアクセス、データの削除 |
対象エンドポイント | get_codigobarras_cobranca.php |
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SQL Injectionについて
SQL Injectionとは、Webアプリケーションのデータベース操作において、悪意のあるSQLコードを注入して不正な操作を行う攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 入力値の検証が不十分な場合に発生する脆弱性
- データベースの読み取りや改ざんが可能
- 認証回避やデータ漏洩のリスクがある
WeGIAのSQL Injection脆弱性は、get_codigobarras_cobranca.phpエンドポイントのCodigoパラメータに存在することが判明している。この脆弱性を悪用されると、攻撃者は慈善団体の機密データにアクセスしたり、データベースを操作したりする可能性があるため、早急な対応が必要とされている。
WeGIAのSQL Injection脆弱性に関する考察
WeGIAの脆弱性が慈善団体向けのWebアプリケーションで発見されたことは、社会的影響の観点から特に重要な意味を持っている。慈善団体が扱う寄付者や受益者の個人情報が漏洩するリスクがあり、このような組織への信頼性が損なわれる可能性が懸念される。今後は、セキュリティ監査の頻度を上げることや、外部の専門家によるコードレビューを定期的に実施することが望ましいだろう。
また、この脆弱性がCVSS評価で最高スコアの10.0を記録したことは、WebアプリケーションにおけるSQL Injection対策の重要性を改めて示している。入力値のバリデーションやプリペアドステートメントの使用など、基本的なセキュリティ対策の徹底が不可欠である。開発者向けのセキュリティトレーニングの強化や、自動化されたセキュリティテストの導入も検討すべきだろう。
さらに、今回のような重大な脆弱性に対する迅速な対応と情報公開は評価できる一方で、同様の脆弱性を未然に防ぐための予防的なアプローチも必要とされる。継続的なセキュリティアセスメントの実施や、セキュアコーディングガイドラインの整備など、組織全体でのセキュリティ意識の向上が期待される。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-24905, (参照 25-02-15).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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