【CVE-2025-24958】慈善団体向けWebマネージャーWeGIAでSQLインジェクションの脆弱性が発見、緊急のアップデートが必要に
スポンサーリンク
記事の要約
- WeGIAにSQLインジェクションの脆弱性が発見
- バージョン3.2.12で修正が実施
- 緊急なバージョンアップが推奨される状況
スポンサーリンク
WeGIA バージョン3.2.12未満のSQLインジェクション脆弱性
GitHub Security Advisory(GHSA)は、慈善団体向けWebマネージャーWeGIAにSQLインジェクションの脆弱性が発見されたことを2025年2月3日に公開した。この脆弱性は「salvar_tag.php」エンドポイントに存在し、認証された攻撃者が任意のSQLクエリを実行できる可能性があるとされている。[1]
この脆弱性は【CVE-2025-24958】として識別されており、CVSSスコアは9.4(Critical)と評価されている。攻撃の複雑さは低く、特権レベルは限定的であるが、機密性、整合性、可用性のすべてに高い影響を及ぼす可能性が指摘されている。
開発元のLabRedesCefetRJは、バージョン3.2.12にてこの脆弱性を修正済みであり、影響を受けるすべてのユーザーに対して速やかなアップデートを推奨している。この脆弱性に対する回避策は現時点で提供されておらず、アップデートが唯一の対処方法となっている。
WeGIAの脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-24958 |
影響を受けるバージョン | 3.2.12未満 |
脆弱性の種類 | SQLインジェクション(CWE-89) |
CVSSスコア | 9.4(Critical) |
影響範囲 | 機密性・整合性・可用性すべてに高い影響 |
対策方法 | バージョン3.2.12へのアップデート |
スポンサーリンク
SQLインジェクションについて
SQLインジェクションとは、Webアプリケーションのセキュリティ上の脆弱性を悪用し、データベースに不正なSQLクエリを実行する攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 入力値の検証が不十分な場合に発生する深刻な脆弱性
- データベースの情報漏洩や改ざんのリスクが高い
- 適切なパラメータのサニタイズにより防止可能
WeGIAの脆弱性は、salvar_tag.phpエンドポイントのid_tagパラメータにおいて、入力値の適切な検証が行われていないことに起因している。攻撃者がこの脆弱性を悪用すると、データベースの閲覧や改変、さらには削除までもが可能となる深刻な状況が発生する可能性がある。
WeGIAのSQLインジェクション脆弱性に関する考察
WeGIAのような慈善団体向けシステムにおいて重大な脆弱性が発見されたことは、非営利組織のセキュリティ管理の重要性を改めて浮き彫りにしている。特に機密性の高い寄付者情報や財務データを扱うシステムにおいて、SQLインジェクションの脆弱性は情報漏洩や改ざんのリスクを高める深刻な問題となっている。
今後は同様の脆弱性を防ぐため、開発段階でのセキュリティテストの強化やコードレビューの徹底が求められるだろう。特にパラメータのバリデーションやプリペアドステートメントの使用といった基本的なセキュリティ対策の実装が、より一層重要になってくる。
また、オープンソースプロジェクトとしてのWeGIAの開発体制についても見直しが必要かもしれない。コミュニティによるセキュリティレビューの強化や、定期的な脆弱性診断の実施など、より体系的なセキュリティ管理体制の構築が望まれる。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-24958, (参照 25-02-15).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
- 名古屋証券取引所がexaBase 生成AIを全社導入、市場運営業務の効率化と質の向上を目指す取り組みを開始
- サイバートラストがマイナ免許証対応のiTrust本人確認サービス新機能を発表、ICチップ読み取りで本人確認が効率化
- 日立が量子コンピュータ時代に対応する新暗号技術を開発、従来比10倍の高速検索とデータ活用を実現
- NTT DigitalとFigmentがバリデーションビジネスを強化、APAC地域のWeb3エコシステム発展を加速へ
- アルファノートとスマレジが決済サービスで連携、マルチ決済端末とクラウドPOSレジの統合で店舗運営の効率化を実現
- Fainders.AIがリテールテックJAPANに出展、AIセルフレジとAI無人店舗ソリューションで小売業界のDXを加速
- AnfiniがIT製品選定プラットフォームDXコンシェルジュを提供開始、DX推進の課題解決に貢献
- メドメインがISO13485認証を取得、医療機器品質マネジメントシステムの国際基準に適合し医療現場のデジタル化を加速
- パブリックテクノロジーズがISO/IEC 27001:2022認証を取得、自治体向けGovTechサービスの信頼性向上へ
- ドリコムがITインフラソリューションナビを開設、エンジニアの技術力向上と業界発展に貢献
スポンサーリンク