【CVE-2024-24906】WeGIAにSQLインジェクションの脆弱性が発見、バージョン3.2.12で修正完了
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記事の要約
- WeGIAにSQLインジェクションの脆弱性が発見
- バージョン3.2.12で脆弱性に対する修正を実施
- CVSSスコア10.0のクリティカルな脆弱性として評価
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WeGIA 3.2.12以前のバージョンにおけるSQLインジェクションの脆弱性
慈善団体向けのウェブマネージャーであるWeGIAにおいて、get_detalhes_cobranca.phpエンドポイントにSQLインジェクションの脆弱性が発見され、2025年2月3日に公開された。この脆弱性は認証された攻撃者が任意のSQLクエリを実行できる可能性があり、機密情報へのアクセスや削除が可能になる深刻な問題となっている。[1]
WeGIAの開発元であるLabRedesCefetRJは、バージョン3.2.12でこの脆弱性に対する修正を実施しており、全てのユーザーに対して最新バージョンへのアップグレードを推奨している。この脆弱性に対する回避策は現時点で報告されておらず、早急な対応が求められる状況だ。
この脆弱性はCVE-2024-24906として識別されており、CWEによる脆弱性タイプはSQLインジェクション(CWE-89)に分類されている。CVSSスコアは10.0と評価され、攻撃の難易度が低く、特権も不要であることから、最も深刻度の高いクリティカルな脆弱性として位置づけられている。
WeGIA 3.2.12の脆弱性情報まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
脆弱性ID | CVE-2024-24906 |
影響を受けるバージョン | 3.2.12未満 |
脆弱性の種類 | SQLインジェクション(CWE-89) |
CVSSスコア | 10.0(クリティカル) |
公開日 | 2025年2月3日 |
対象コンポーネント | get_detalhes_cobranca.phpエンドポイント |
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SQLインジェクションについて
SQLインジェクションとは、Webアプリケーションのデータベースに対して不正なSQLクエリを実行することで、データの改ざんや窃取を可能にする攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- データベースへの不正なクエリ実行による情報漏洩
- データの改ざんや削除による業務妨害
- 認証バイパスによる不正アクセス
SQLインジェクション攻撃は、プレースホルダの使用やエスケープ処理、入力値の検証など適切な対策を実装することで防ぐことが可能である。WeGIAの事例では、get_detalhes_cobranca.phpエンドポイントにおけるSQLクエリの実行時に、ユーザー入力値の適切な検証やエスケープ処理が行われていなかったことが脆弱性の原因となっている。
WeGIAの脆弱性対応に関する考察
WeGIAの開発チームが迅速に脆弱性の修正を行い、バージョン3.2.12として提供したことは評価に値する。しかし、慈善団体向けのシステムであることを考えると、セキュリティ体制の強化やコードレビューの徹底など、さらなる予防的な取り組みが必要になってくるだろう。
今後は脆弱性の早期発見と修正に加えて、開発プロセスの見直しや自動化されたセキュリティテストの導入が重要になってくる。特に慈善団体が扱う個人情報や寄付に関するデータの重要性を考慮すると、定期的なセキュリティ監査やペネトレーションテストの実施が望まれるところだ。
また、ユーザー側の対応としても、定期的なバージョンチェックやアップデート適用の自動化など、運用面での改善が求められる。セキュリティパッチの適用遅延によるリスクを最小限に抑えるため、アップデート通知システムの実装なども検討に値する施策となるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-24906, (参照 25-02-15).
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