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公開：2025-03-14

日立がOracle Database向けクラウド移行支援サービスを開始、3社連携の検証でパフォーマンスを実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 日立がOracle Database向けクラウド移行支援サービスを開始
• 3社連携でOracle Database@Azureの性能検証を実施
• 基幹DBシステムの効率的なクラウド移行を実現

日立によるOracle Database向けクラウド移行支援サービスの提供開始

株式会社日立製作所は、Oracle Databaseを利用した基幹DBシステムのクラウド移行を支援する「クラウド移行支援サービス for Oracle Database」を2025年3月11日から販売開始した。日本オラクル、日本マイクロソフト、日立の3社が国内で前例のない取り組みとしてOracle Database@Azure環境での連携検証を実施し、確実で効率的な移行を実現している。^[1]

本サービスでは基幹業務でのDBアクセスパターンを証券取引などのオンライン処理や料金計算などのバッチ処理、売上分析や監査などの大量データ抽出の3つに類型化し、ミッションクリティカル用途で必要な可用性を加味したパフォーマンスを引き出すシステム構成のベストプラクティスを確立した。データ移行や運用開始後の監視ツールの使い分けなどのベストプラクティスも拡充していく予定だ。

顧客は本サービスを通じて基幹DBシステムのクラウド移行要件の技術的な実現性を確認できるとともに、移行に関する工数を削減し効率的に移行を推進できる。さらにデータ利活用やITモダナイゼーション、セキュリティ対策、クラウド運用の最適化などを各分野のプロフェッショナル人財とともに推進することが可能である。

クラウド移行支援サービスの提供内容まとめ

Oracle Database@Azureについて

Oracle Database@AzureとはOracle Cloud Infrastructure (OCI)で稼働するOracle DatabaseのサービスをMicrosoft Azureのデータセンター内で提供するサービスである。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• Azureデータセンター内での直接利用によるネットワーク遅延の低減
• 基幹システムの移行先としての高い期待
• マルチクラウド環境での効率的な運用が可能

Oracle Database@Azureは2024年10月から国内リージョンでサービス提供が開始され、マルチクラウドサービスの新たな選択肢として注目を集めている。基幹システムを運用する企業にとって、ビジネス環境の変化への対応やAIサービスとの連携を見据えたクラウド移行の重要な基盤となる。

参考サイト

1. ^ 日立. 「国内で前例のない3社連携の検証で、Oracle Database@Azureにおけるミッションクリティカル用途のパフォーマンスを実現し、クラウド移行サービスとして提供：2025年3月11日」. https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2025/03/0311b.html, (参照 25-03-14).
2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp
3. Oracle. https://www.oracle.com/jp/

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