ビジネススキル

BUSINESS SKILLS

公開：2025-03-15

大手6社がside project第6期に参加、ベンチャー企業の9割が満足と回答し人材育成効果に期待

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 大手4社が「side project」第6期に継続参加を決定
• パナソニックコネクトなど新規2社も新たに加入
• ベンチャー企業の約9割が業務成果に満足と回答

大手企業6社が参加するside project第6期の詳細が明らかに

株式会社ローンディールは、業務時間の20%を活用したベンチャー企業での越境プログラム「side project」の第6期を2025年5月から開始することを発表した。KDDIやサッポロビール、J:COM、明治ホールディングスの大手4社が継続参加を決定し、新たにパナソニックコネクトを含む2社が加わることで、合計6社からの参加が確定している。^[1]

2024年12月に実施されたアンケートでは、ベンチャー企業の約9割が業務成果について満足との回答を示し、約8割が組織への好影響を実感している。プログラムの特徴として、3か月間で週1日という短時間ながら、参加者個人のWILLとCANを事前に明確化したマッチングにより、ミスマッチを防ぐ工夫が施されている。

現在、6社から36名の参加が予定されており、2月に事前研修を終えた参加者たちは3月からベンチャー企業との面談を開始している。5月から7月までの3か月間、業務時間の20%を活用してベンチャー企業での実践的な業務に従事することになるだろう。

side project第6期の概要

side projectの詳細はこちら

キャリア自律について

キャリア自律とは、個人が主体的に自身のキャリアを選択・設計していく考え方のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 自身の価値観や能力に基づいた主体的なキャリア形成
• 外部環境の変化に応じた柔軟なスキル開発
• 組織に依存しない自律的なキャリア設計

side projectは、大企業の社員がベンチャー企業で実践的な経験を積むことで、キャリア自律を促進するプログラムとして注目を集めている。参加者の多くが新しい視点や経験を得ることで、自身のキャリアや仕事への向き合い方に変化が生まれているという結果が出ている。

side projectプログラムに関する考察

side projectの最大の利点は、大企業とベンチャー企業の双方にメリットをもたらす構造を確立している点である。大企業側は社員のキャリア開発と視野拡大という課題を解決でき、ベンチャー企業側は即戦力人材の獲得という課題を解決できることから、プログラムの継続性と発展性が期待できるだろう。

一方で、今後の課題として、参加者の増加に伴うマッチング精度の維持やプログラム品質の担保が挙げられる。プログラムの価値を維持するためには、ベンチャー企業側の受け入れ体制の整備や、より詳細なスキルマッチング基準の確立が必要になってくるだろう。

将来的には、業界や職種を超えたクロスファンクショナルな人材交流の促進が期待される。異なる業界間での人材流動性を高めることで、より多様なイノベーションの創出につながる可能性を秘めている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「大手4社が継続導入！パナソニックコネクトも新規参入した「side project」第6期がスタート。ベンチャーの9割が受け入れに満足。 | 株式会社ローンディールのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000132.000015387.html, (参照 25-03-15).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「ビジネススキル」に関するコラム一覧「ビジネススキル」に関するニュース一覧