経済

ECONOMY

公開：2025-03-04

三菱商事エネルギーと東洸HDが熊本県でバイオディーゼル製造販売会社を設立、地域循環型エネルギー事業を強化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 三菱商事エネルギーが東洸HDと新会社を設立
• バイオエネルギー九州が熊本いいくにの事業を継承
• 高純度バイオディーゼル「くまエネ」の製造・販売を強化

三菱商事エネルギーと東洸HDが熊本県でバイオディーゼル事業を開始

三菱商事エネルギー株式会社は東洸ホールディングス株式会社と共同で、2025年1月23日にバイオエネルギー九州株式会社を設立した。バイオエネルギー九州は熊本いいくに県民発電所から地域循環型バイオディーゼルの製造・販売事業および関連資産を取得し、協働して事業を展開していくことになった。^[1]

熊本いいくにが製造する高純度バイオディーゼル「くまエネ」は、熊本県内の自治体や学校、民間企業、住民から回収した廃食用油を原料としており、阿蘇くまもと空港やトラック輸送、建設現場など多岐にわたる用途で活用されている。三菱商事エネルギーは従来から「くまエネ」の販売活動で協業関係を構築してきた実績がある。

バイオエネルギー九州と熊本いいくには今後も協働体制を維持し、熊本県内における廃食用油の回収から高純度バイオディーゼル「くまエネ」の製造までを一貫して実施していく方針だ。この協力体制によって事業を強化し、販売拡大と地域貢献を目指していく。

バイオエネルギー九州の事業概要まとめ

バイオディーゼルについて

バイオディーゼルとは、廃食用油などの植物性油脂から製造される再生可能な軽油代替燃料のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 廃食用油を原料とする環境配慮型の燃料
• 従来の軽油と同様にディーゼルエンジンで使用可能
• CO₂排出削減に貢献する地域循環型エネルギー

熊本県では熊本いいくにが製造する高純度バイオディーゼル「くまエネ」が、地域の自治体や企業から回収した廃食用油を原料として製造されており、地域の環境負荷低減に貢献している。三菱商事エネルギーと東洸HDが設立したバイオエネルギー九州によって、この環境配慮型燃料の普及がさらに加速することが期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「熊本県にバイオディーゼルの製造・販売会社を設立事業開始について | 三菱商事エネルギー株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000088120.html, (参照 25-03-04).

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