【CVE-2025-1526】DethemeKit for Elementorにクロスサイトスクリプティングの脆弱性が発見、早急な対応が必要に
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記事の要約
- DethemeKit for Elementorに脆弱性が発見される
- 認証済みユーザーによるクロスサイトスクリプティングが可能に
- バージョン2.1.9以前の全バージョンが影響を受ける
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DethemeKit for Elementorのクロスサイトスクリプティング脆弱性
WordfenceはWordPress用プラグインDethemeKit for Elementorにおいて、クロスサイトスクリプティングの脆弱性を2025年3月14日に公開した。この脆弱性は入力値の検証と出力のエスケープが不十分なことに起因しており、De Product Display Widgetのカウントダウン機能に影響を与えることが判明している。[1]
この脆弱性はContributor以上の権限を持つ認証済みユーザーが悪用可能であり、任意のWebスクリプトを注入することができる状態となっている。注入されたスクリプトは、ユーザーが該当ページにアクセスした際に実行される可能性があるため、深刻な影響が懸念される。
CVSSスコアは6.4(MEDIUM)と評価されており、攻撃元区分はネットワーク、攻撃条件の複雑さは低いとされている。この脆弱性は【CVE-2025-1526】として識別され、CWE-79(クロスサイトスクリプティング)に分類されている。
DethemeKit for Elementorの脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
脆弱性ID | CVE-2025-1526 |
影響を受けるバージョン | 2.1.9以前の全バージョン |
脆弱性の種類 | クロスサイトスクリプティング(CWE-79) |
CVSSスコア | 6.4(MEDIUM) |
必要な権限 | Contributor以上 |
影響を受ける機能 | De Product Display Widgetのカウントダウン機能 |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる状態を指す。以下のような特徴がある。
- 入力値の検証やエスケープが不十分な場合に発生する脆弱性
- ユーザーのブラウザ上で不正なスクリプトが実行される可能性がある
- Cookie窃取やセッションハイジャックなどの攻撃に悪用される
WordPressプラグインにおけるXSS脆弱性は、特に認証済みユーザーが攻撃者である場合、深刻な影響をもたらす可能性がある。DethemeKit for Elementorの脆弱性は、De Product Display Widgetのカウントダウン機能を介して任意のスクリプトが実行可能となっており、早急な対応が求められる。
DethemeKit for Elementorの脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの脆弱性は、サイト全体のセキュリティに影響を及ぼす重大な問題となっている。特にContributor権限以上で悪用可能な脆弱性は、一般的なブログサイトでも影響を受ける可能性が高く、早急なアップデートが必要不可欠だ。
プラグイン開発者は入力値の検証とエスケープ処理を徹底的に見直す必要がある。特にユーザー入力を受け付けるウィジェットやカスタマイズ機能においては、セキュリティチェックの強化とコードレビューの徹底が求められるだろう。
今後はプラグインのセキュリティ監査をより強化し、脆弱性の早期発見と修正が重要となる。特にElementorのアドオンプラグインは多くのサイトで利用されているため、開発者とセキュリティ研究者の連携による継続的なセキュリティ改善が望まれる。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-1526, (参照 25-03-28). 1829
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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