フロンティアファーマシーがPeopleXのAI面接サービスを導入、デジタルヒューマンによる24時間採用面接が可能に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

株式会社PeopleXは、調剤薬局チェーンのフロンティアファーマシーに対話型AI面接サービス「People XRecruit」を2025年3月27日に導入することを発表した。フロンティアファーマシーは首都圏に10店舗を展開し、在宅医療を中心とした服薬管理サービスを提供している企業だ。^[1]

AI面接サービスの導入により、店舗ごとに実施していた採用面接の工数削減が実現される。正社員とパートタイマーの採用プロセスにおいて、書類選考前の0次面接としてAI面接を活用することで、応募者の初期スクリーニングを効率化することが可能になった。

People XRecruitは生成AI技術を活用したデジタルヒューマンとの対話型面接を提供し、事前設定した質問に加えて応募者の回答に応じた深掘り質問も実施できる。募集職種ごとに150種類の質問を設定可能で、面接結果は録画データと文字起こしで確認することができるようになっている。

デジタルヒューマンとは、AIや3DCG技術を用いて人間のような外見と対話・感情表現を再現する技術のことである。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

People XRecruitでは、デジタルヒューマン技術を採用面接に活用することで、人事担当者の工数削減と応募者の利便性向上を実現している。生成AI技術との組み合わせにより、応募者の回答に応じた柔軟な質問が可能で、より深い人物理解につながっている。

People XRecruitによるAI面接の導入は、人材採用プロセスの効率化とデジタル化を促進する重要な一歩となっている。24時間対応可能なシステムは応募者の利便性を高め、応募熱量が高いうちに面接を実施できることで辞退率の低減も期待できるだろう。

一方で、AIによる面接は人間同士の対話とは異なる特性を持つため、応募者の細かなニュアンスや非言語コミュニケーションの把握には課題が残る可能性がある。将来的には感情認識技術の向上やより自然な対話の実現により、これらの課題が解決されることが期待される。

採用業界全体としては、AI面接の普及により採用プロセスの標準化と効率化が進むことが予想される。人事担当者はより戦略的な業務に注力できるようになり、企業の人材採用の質的向上にもつながるだろう。

^ PR TIMES. 「フロンティアファーマシー、PeopleXのデジタルヒューマンによる対話型AI面接サービス「People XRecruit」を導入 | 株式会社PeopleXのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000089.000139786.html, (参照 25-03-28).

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