KDDIがLLMを活用したAIセキュリティポータルを公開、セキュリティ情報の一元管理と自動分類を実現
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記事の要約
- KDDIがAIセキュリティポータルを公開
- LLMを活用した新しい分類技術を開発・導入
- AIセキュリティ情報を一元化して発信
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KDDIとKDDI総合研究所によるAIセキュリティポータルの公開
KDDIとKDDI総合研究所は2025年3月26日、大規模言語モデル(LLM)を利用した新しい分類技術を開発・導入し、AIのセキュリティに関する情報を一元化して発信するポータルサイト「AIセキュリティポータル」を公開した。新分類技術により、Web上に日々公開される論文などの文献を分かりやすく整理するため、文献に適切なラベルを自動的に付与し分類することが可能となっている。[1]
KDDIグループは2021年にAIを活用したお客さま体験価値のさらなる向上や社会の持続的発展に貢献するため、「KDDIグループAI開発・利活用原則」を策定し、あらゆる人がAIを安全に活用できるような環境の実現を進めている。2024年5月にはAIガバナンスの社会実装とポリシーメーカーなどとの連携強化を進めるAIガバナンス協会に参画し、2025年2月には「広島AIプロセス」における国際行動規範の報告枠組みへの参画を表明した。
AIセキュリティポータルでは、AIのセキュリティに関する全体像や個々の解説記事、文献情報、ニュースやイベント情報、関連サイトといった情報を包括的に発信している。AIが攻撃・悪用された結果によるネガティブな影響を体系的に整理しているため、AIへの攻撃が人や社会に与える影響範囲を知ることができ、対策の検討に寄与することが可能となった。
AIセキュリティポータルの主な特徴
項目 | 詳細 |
---|---|
提供開始日 | 2025年3月26日 |
開発企業 | KDDI株式会社、株式会社KDDI総合研究所 |
主な機能 | AIセキュリティ情報の一元化、最新情報の自動分類・整理 |
使用技術 | LLMを利用した新しい分類技術(特許出願中) |
提供情報 | AIセキュリティの全体像、解説記事、文献情報、ニュース、イベント情報 |
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大規模言語モデル(LLM)について
大規模言語モデル(LLM)とは、膨大な量のテキストデータを学習し、人間の言語を理解・生成することができる高度な人工知能システムのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 自然言語処理タスクを高精度で実行可能
- 文脈を理解し適切な応答を生成
- 多様な言語タスクに柔軟に対応
KDDIとKDDI総合研究所が開発した新しい分類技術では、LLMを活用することで従来の分類技術では難しかった未知の文献への適切なラベル付けを可能にしている。少量の教師データに基づく検索拡張の手法とFew-shotプロンプティングを組み合わせることで、既存および新規の文献に対する効率的な分類を実現した。
参考サイト
- ^ KDDI. 「LLMによる新しい分類技術を利用した「AIセキュリティポータル」を公開 | KDDI News Room」. https://newsroom.kddi.com/news/detail/kddi_nr-512_3786.html, (参照 25-03-29). 6213
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