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公開：2025-04-03

はてなのMackerelがAPM機能をベータリリース、OpenTelemetryによるオブザーバビリティ強化へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• はてながMackerelのAPM機能をベータリリース開始
• OpenTelemetryを基盤としたオブザーバビリティ強化
• 5月1日から新料金体系で正式リリース予定

MackerelがAPM機能のベータ提供を開始

株式会社はてなは、サーバー監視サービス「Mackerel」において、APM（アプリケーションパフォーマンスモニタリング）機能を2025年4月1日よりベータ版として提供開始した。OpenTelemetryを基盤としたオブザーバビリティの対応強化を進めるMackerelでは、これまでのインフラ監視に加え、システムのトランザクション単位での詳細な追跡が可能になっている。^[1]

この新機能により、HTTPリクエストやデータベースアクセスなどのボトルネック特定が容易になり、アプリケーションの監視やオブザーバビリティの向上に大きく貢献することが期待される。新機能は2025年5月1日に正式リリースされ、これに伴い個々の処理単位である「スパン」単位での課金体系が追加されることになった。

Mackerelは、オンプレミスやマルチクラウドなど様々な環境に対応した監視サービスとして、多くの大手企業での採用実績を持つ。使いやすいUIと豊富なAPIを提供することで、より自動化されたインフラ基盤の構築を可能にし、システム開発・運用サイクルの効率化を支援している。

Mackerel APM機能の概要

MackerelのAPM機能の詳細はこちら

オブザーバビリティについて

オブザーバビリティとは、システムの内部状態を外部から観察・理解可能にする能力のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• メトリクス、ログ、トレースの3つの要素で構成される総合的な監視アプローチ
• システムの健全性と性能を継続的に把握・分析することが可能
• 問題発生時の原因特定と解決を効率化する

Mackerelは、OpenTelemetryを基盤技術として採用することで、より高度なオブザーバビリティ機能を実現している。この技術により、アプリケーションの性能監視やトラブルシューティングがより効率的になり、システム運用者の負担軽減とサービス品質の向上に貢献することが期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「はてなのサーバー監視サービス「Mackerel」がAPM機能をベータリリース | 株式会社はてなのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000146.000006510.html, (参照 25-04-03).
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