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Synologyが中小企業向け高信頼性ストレージRackStation RS2825RP+を発表、最大560TBの容量に対応

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • SynologyがRackStation RS2825RP+を発表
  • 中小企業向けの高信頼性データ管理ソリューション
  • 最大560TBのストレージ容量に対応

Synology、RackStation RS2825RP+を発表

Synologyは2025年5月22日、成長する中小企業のデータ管理ニーズに応えるRackStation RS2825RP+の発売を発表した。この3U 16ベイストレージシステムは、冗長電源、柔軟な拡張性、組み込みのデータ保護機能を備えているのだ。

RS2825RP+は、最大3,519/1,790 MB/sのシーケンシャル読み書き速度を提供し、迅速なファイル共有、同期、バックアップを可能にする。Synology RX1225RPと組み合わせることで、最大560 TBのストレージ容量をサポートする。

Synologyハードドライブとの互換性を重視し、7,000時間以上の厳格なテストを実施している。最適な統合と長期的な信頼性を確保するため、DSMインストールに互換性のあるハードドライブを必要とする。

RS2825RP+は、16ドライブベイから始まり、最大28ドライブベイまで拡張可能だ。3.5インチSATA HDDと2.5インチSATA SSDの両方をサポートし、柔軟なストレージ構成を提供する。

RackStation RS2825RP+の仕様

項目 詳細
製品名 RackStation RS2825RP+
ベイ数 16ベイ(最大28ベイ拡張可能)
ドライブタイプ 3.5インチSATA HDD、2.5インチSATA SSD
最大容量 560 TB (RX1225RP拡張時)
シーケンシャル読み書き速度 最大3,519/1,790 MB/s
ネットワーク 10GbEポート1個、ギガビットLANポート2個、PCIe 3.0拡張スロット
その他機能 冗長電源、ホットスワップ対応ドライブ、オンラインボリューム拡張、高可用性クラスタリング(オプション)

DSMとビジネスワークロード

Synology DiskStation Manager (DSM)は、多様なビジネスデータ管理ニーズに対応する機能を提供する。Synology Driveはプライベートクラウドとして機能し、チーム間のファイル共有と同期を可能にする。

  • ファイル共有と同期
  • バックアップと災害復旧
  • 監視機能

Active Backup Suiteは、WindowsLinuxmacOSデバイス、仮想マシン、クラウドアカウントのバックアップを提供する。Surveillance Stationは、物理資産の保護のためのビデオ管理と分析を提供する。

RackStation RS2825RP+に関する考察

RS2825RP+は、中小企業にとって、信頼性の高いデータ管理ソリューションを提供する優れた製品だ。拡張性と柔軟な構成により、将来的なストレージニーズにも対応できるだろう。しかし、高可用性クラスタリングはオプションであるため、ビジネスの継続性を重視する企業は、導入前に慎重に検討する必要がある。

今後、より高速なインターフェース(例えば、40GbE)のサポートや、AIを活用したデータ管理機能の追加が期待される。また、クラウドサービスとの更なる統合も、ユーザーにとって大きなメリットとなるだろう。

Synologyは、RS2825RP+のサポート体制を強化し、ユーザーがスムーズにシステムを導入・運用できるよう、充実したドキュメントやトレーニングを提供する必要がある。これにより、中小企業におけるデータ管理の効率化と信頼性向上に貢献できるだろう。

参考サイト

  1. ^ 台湾Synology. 「SynologyR、ビジネスワークロード向けの高信頼性で多用途なデータ管理ソリューション RackStationR RS2825RP+ を発表 | Synology Inc.」. https://www.synology.com/ja-jp/company/news/article/RS2825RPp, (参照 25-05-27).
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