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公開：2024-12-05

Senxeed Roboticsと小田急電鉄が複合施設でAIロボット実証実験、来館者案内と広告配信の効率化を目指す

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Senxeed RoboticsがViNA GARDENS PERCHでロボット実証実験を実施
• AIコミュニケーションロボットCruzrと広告ロボットCADEBOTを導入
• 小田急電鉄キャラクター「もころん」をCADEBOTに採用

Senxeed Roboticsが小田急電鉄と連携しロボット実証実験を開始

Senxeed Robotics株式会社は、神奈川県ロボット実装促進センターが支援する令和6年度ロボット実装促進事業において、2024年12月6日から小田急線海老名駅近接の複合施設「ViNA GARDENS PERCH」での実証実験実施が採択された。施設案内と集客効果向上を目的として、AIコミュニケーションロボットCruzr1台と広告ロボットCADEBOT1台の導入が決定したのだ。^[1]

AIコミュニケーションロボットCruzrは自律移動機能を備え、豊かな表情で来館者との自然な会話による案内やダンスパフォーマンスを実現する最新鋭のロボットである。一方、周遊型広告ロボットCADEBOTには小田急電鉄の子育て応援キャラクター「もころん」がラッピングされ、大型ディスプレイで店舗情報を映像で紹介する仕様となっている。

この実証実験は2025年2月下旬まで実施され、ViNA GARDENS PERCHの3階入り口や館内、プロムナードを中心に展開される。Cruzrは1393mm×650mm×537mmのサイズで46kgの重量を有し、11.6インチのタッチパネルを搭載しており、会話やダンス、案内などの多彩な機能を提供することが可能だ。

実証実験の概要まとめ

Cruzrの詳細はこちら

自律移動ロボットについて

自律移動ロボットとは、人による操作を必要とせずに自身のセンサーやAIを用いて周囲の環境を認識し、独自に移動経路を計画して目的地まで到達できるロボットのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• センサーとAIによる環境認識と経路計画が可能
• 障害物を自動で回避しながら安全に移動
• 人との自然なインタラクションを実現

商業施設での活用においては、来館者への案内や情報提供、広告配信など多様な用途に対応することができる。ViNA GARDENS PERCHでの実証実験では、CruzrとCADEBOTという2種類の自律移動ロボットが導入され、施設の案内や集客効果の向上が期待されている。

商業施設でのロボット活用に関する考察

商業施設へのロボット導入は、人手不足解消と顧客体験向上という二つの課題を同時に解決できる可能性を秘めている。特にAIコミュニケーションロボットは24時間稼働が可能で、人的リソースの効率的な活用を実現しながら、来館者に新鮮な体験を提供することができるだろう。

今後の課題として、ロボットと人間のスムーズな協働体制の構築が挙げられる。施設スタッフとロボットの役割分担を明確にし、それぞれの長所を活かした運用方法を確立する必要がある。また、来館者のプライバシー保護やデータセキュリティの確保など、技術面での対策も重要な検討事項となるだろう。

将来的には、ロボットの機能をさらに拡張し、多言語対応や個人の嗜好に合わせたレコメンデーション機能の追加が期待される。商業施設における新たな顧客体験の創出には、ロボットと人間の共生を前提としたサービスデザインの構築が不可欠だ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「Senxeed Robotics、小田急電鉄と「ViNA GARDENS PERCH」にてAIコミュニケーションロボット「Cruzr」と周遊型広告ロボット「CADEBOT」の実証実施 | Senxeed Robotics株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000068429.html, (参照 24-12-05).

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