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公開：2024-12-11

ソニーのスマートウォッチwena 3が全サービスを2026年2月に終了、Suicaなど他社連携機能も停止へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ソニーがwena 3の全サービスを2026年2月28日に終了
• 修理窓口やアプリサービスなどのソニー提供機能が停止
• SuicaやMAMORIO機能など他社連携サービスも終了

ソニーによるスマートウォッチwena 3の全サービス終了発表

ソニーは2024年11月28日、スマートウォッチ「wena 3」シリーズの全サービスを2026年2月28日に終了することを公式サイトで発表した。この終了対象には、修理窓口や使い方相談窓口などのソニーが提供する基本サービスから、wena 3アプリのログインやアプリケーションのダウンロード、更新機能まで幅広いサービスが含まれている。^[1]

対象製品には、wena 3 metal SilverやPremium Blackをはじめ、SEIKO Mechanical EditionやJOJO、Ultramanなどのコラボレーションモデルまでwena 3シリーズの全ラインナップが含まれている。さらに、CITIZENやSEIKOとのコラボレーションモデルについても同様にサービスが終了することになるだろう。

他社との連携サービスについても同日付でサービスを終了することが決定した。交通系ICカード機能のSuicaやMAMORIO機能、Riiiver機能、Alexa連携機能、Google Fit連携機能、Appleヘルスケア連携機能など、ユーザーの利便性を高めていた主要な機能が使用できなくなる。

wena 3のサービス終了に関する詳細

Suica機能について

Suica機能とは、JR東日本が開発した非接触型ICカード乗車券システムをスマートウォッチに搭載した機能のことを指している。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• スマートフォンと連携して残高チャージが可能
• 交通機関の決済だけでなく電子マネーとしても利用可能
• 非接触でスピーディーな改札通過や決済が可能

wena 3に搭載されているSuica機能は、腕時計のバンド部分に組み込まれたNFCチップによって実現されている。2026年2月28日のサービス終了後は、wena 3でのSuica機能の利用が完全に停止されることになるため、ユーザーは代替手段を検討する必要がある。

wena 3のサービス終了に関する考察

wena 3のサービス終了は、スマートウォッチ市場におけるソニーの戦略転換を示唆する重要な出来事として捉えることができる。特に、他社連携サービスを含む全機能の終了は、スマートウォッチ事業における収益性や市場競争力の課題が背景にあると考えられるだろう。

ユーザーにとって最も深刻な影響は、Suicaなどの決済機能やヘルスケア連携機能が使用できなくなることだ。特に日常的に交通系ICカード機能を利用しているユーザーは、代替デバイスへの移行を早期に検討する必要があるだろう。

サービス終了までの約1年3ヶ月という期間設定は、ユーザーへの影響を考慮した妥当な移行期間といえる。この間にソニーは、ユーザーデータの移行支援や代替サービスの提案など、顧客満足度を維持するための施策を積極的に展開することが望まれる。

参考サイト

1. ^ wena (ウェナ). 「wena 3 シリーズをお使いのお客様へ サポートの終了とそれに伴うサービスの終了について」. https://wena.jp/supports/announcement/attention20241128-service.html, (参照 24-12-11).
2. Apple. https://www.apple.com/jp/
3. Google. https://blog.google/intl/ja-jp/

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