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公開：2024-12-11

OKIクロステックがEV・PHEV急速充電器の全国保守網を強化、ダイヘン製充電器の24時間365日保守サービスを開始

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• OKIクロステック、EV・PHEV急速充電器の全国保守網を強化
• 約100名のカスタマーエンジニアへの技術教育を実施
• ダイヘン製急速充電器の24時間365日保守サービスを開始

OKIクロステックのEV・PHEV急速充電器保守サービス強化

OKIグループのOKIクロステック株式会社は、カーボンニュートラルの実現に向けたGXソリューションの提供強化として、EV・PHEV急速充電器の全国保守網を強化することを2024年12月10日に発表した。約100名のカスタマーエンジニアへの技術教育を実施し、試験用設備とサービスカーを兼ねたEVを全国の拠点に約50台配備する体制を整えている。^[1]

OKIクロステックは全国約180拠点での均一な保守サービスを強みとしており、社内に電気工事士約300名を擁することで充電設備の設置・保守サービスを円滑に提供している。EV配備によりCO2排出量削減で環境負荷の低減にも貢献することが期待されるだろう。

この保守網強化により、総合電機メーカーのダイヘンが提供する急速充電器の保守を受託し、2024年12月1日より全国約180拠点での24時間365日対応のサービスを提供することが決定した。サービスエリアなどに設置される充電器の信頼性や利便性を確保するため、24時間365日の保守対応が要求されている。

OKIクロステックの保守サービス強化の概要

カスタマーエンジニアについて

カスタマーエンジニアとは、コンピューター技術者の一種で、主にハードウェアの設置や保守点検、修理などを行う技術者のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• ハードウェアの設置・保守・修理に関する専門知識を保有
• 顧客との直接的なコミュニケーションを担当
• 技術的な問題解決能力が必要

OKIクロステックのカスタマーエンジニアは、EV・PHEV急速充電器の保守に必要な技術トレーニングを受講し、専門的な知識と技術を習得している。全国約180拠点での均一なサービス提供を実現するため、標準化された技術教育プログラムを導入することで、高品質な保守サービスの提供を可能にしている。

EV・PHEV急速充電インフラの保守サービスに関する考察

OKIクロステックによる全国規模の保守網の構築は、EV・PHEVの普及に向けた重要な基盤整備となるだろう。特に24時間365日の保守体制は、ユーザーの充電に対する不安を軽減し、EVの利便性向上に大きく貢献することが期待される。今後はEV・PHEVの普及に伴い、保守サービスの需要がさらに高まることが予想されるだろう。

一方で、技術者の育成や設備の整備には相応のコストと時間が必要となることから、サービスの採算性の確保が課題となる可能性がある。保守サービスの価格設定や効率的な運用体制の構築が、事業の持続可能性を左右する重要な要素となるだろう。

また、EVの普及に伴い、充電器の種類や仕様も多様化することが予想される。保守サービスの提供者には、新技術への対応力と柔軟な体制づくりが求められる。マルチベンダー対応の保守サービスの展開など、さらなるサービス拡充に期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「OKI、EV・PHEV急速充電器の全国保守網を強化 | 沖電気工業株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000738.000017036.html, (参照 24-12-11).

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