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【CVE-2024-12360】code-projects Online Class and Exam Scheduling System 1.0にSQLインジェクションの脆弱性が発見、リモートからの攻撃が可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Online Class and Exam Scheduling System 1.0にSQLインジェクションの脆弱性
  • class_update.phpファイルのid引数で脆弱性が発見
  • CVSSスコアは5.3でMediumレベルの深刻度

code-projects Online Class and Exam Scheduling System 1.0の脆弱性

code-projects社が開発したOnline Class and Exam Scheduling System 1.0のclass_update.phpファイルにSQLインジェクションの脆弱性が発見され、2024年12月9日に公開された。この脆弱性はCVE-2024-12360として識別されており、既に公開されエクスプロイトコードも利用可能な状態となっている。[1]

この脆弱性は、class_update.phpのid引数の処理において、SQLインジェクションが可能な状態になっていることが原因となっている。CVSSスコアは5.3でMediumレベルと評価されており、攻撃元区分はネットワーク、攻撃の複雑さは低いと判断されている。

脆弱性の種類はCWE-89のSQLインジェクションとCWE-74のインジェクションに分類されており、リモートからの攻撃が可能である。攻撃には特権が必要となるものの、ユーザーインターフェースを必要としない攻撃が可能となっている。

脆弱性の詳細まとめ

項目 詳細
脆弱性ID CVE-2024-12360
影響を受けるバージョン Online Class and Exam Scheduling System 1.0
脆弱性の種類 SQLインジェクション(CWE-89)、インジェクション(CWE-74)
深刻度 CVSS 5.3(Medium)
発見日 2024年12月9日

SQLインジェクションについて

SQLインジェクションとは、Webアプリケーションのデータベース操作において、悪意のあるSQLコードを注入し不正な操作を行う攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • データベースの不正アクセスや改ざんが可能
  • 認証回避やデータ漏洩のリスクがある
  • 入力値の適切なサニタイズで防御可能

SQLインジェクション攻撃は、Webアプリケーションにおける最も一般的な攻撃手法の一つとして知られている。入力値のバリデーションやパラメータ化クエリの使用、エスケープ処理の実装など、適切な対策を講じることで防御が可能となっている。

Online Class and Exam Scheduling Systemの脆弱性に関する考察

Online Class and Exam Scheduling Systemの脆弱性は、教育機関のスケジュール管理という重要な機能に影響を与える可能性がある点で深刻な問題となっている。システムへの不正アクセスにより、試験日程の改ざんや受講者情報の漏洩など、教育現場に重大な混乱をもたらす可能性が危惧される。

今後は、SQLインジェクション対策として、プリペアドステートメントの採用やORM(Object-Relational Mapping)の活用など、より堅牢なデータベースアクセス方法の実装が求められる。同時に、定期的なセキュリティ監査や脆弱性診断の実施により、新たな脆弱性の早期発見と対処が重要となるだろう。

また、教育システムのセキュリティ強化には、開発者とユーザー双方のセキュリティ意識向上も不可欠である。セキュリティトレーニングの実施や、インシデント対応プロセスの整備など、総合的なセキュリティ対策の確立が期待される。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE-2024-12360 | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-12360, (参照 24-12-17).

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