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【CVE-2024-12481】wetech-cms 1.0/1.1/1.2にSQLインジェクションの脆弱性が発見、リモートからの攻撃が可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • wetech-cms 1.0/1.1/1.2にSQLインジェクションの脆弱性
  • findUser機能のsearchValue/gId/rIdパラメータに影響
  • CVE-2024-12481として公開された危険度の高い脆弱性

cjbi wetech-cmsのSQLインジェクション脆弱性が発見

cjbiは2024年12月11日、同社が開発するwetech-cms 1.0/1.1/1.2においてSQLインジェクションの脆弱性が発見されたことを公開した。findUser機能のsearchValue/gId/rIdパラメータを操作することでSQLインジェクション攻撃が可能となり、リモートから攻撃を実行できる状態であることが判明している。[1]

この脆弱性はCVE-2024-12481として識別されており、CWEによる脆弱性タイプはSQLインジェクション(CWE-89)とインジェクション(CWE-74)に分類されている。NVDの評価によると、攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低いとされている。

脆弱性の深刻度はCVSS 4.0で5.3(中程度)、CVSS 3.1で6.3(中程度)と評価されており、既に公開されている状態で攻撃に利用される可能性がある。開発元のcjbiは早期に脆弱性情報の開示を受けていたものの、現時点で対応は行われていない状況だ。

wetech-cmsの脆弱性情報まとめ

項目 詳細
影響を受けるバージョン wetech-cms 1.0/1.1/1.2
脆弱性の種類 SQLインジェクション(CWE-89)、インジェクション(CWE-74)
影響を受ける機能 findUser(searchValue/gId/rIdパラメータ)
深刻度 CVSS 4.0:5.3(中)、CVSS 3.1:6.3(中)
攻撃要件 リモートから実行可能、攻撃条件の複雑さは低い
現在の状態 脆弱性が公開済み、開発元は未対応

SQLインジェクションについて

SQLインジェクションとは、Webアプリケーションのデータベース操作において、不正なSQL文を挿入・実行する攻撃手法のことを指している。以下のような特徴がある。

  • 入力値の検証が不十分な場合に発生する脆弱性
  • データベースの不正な操作や情報漏洩のリスクがある
  • 適切な入力値のサニタイズによって防止が可能

wetech-cmsで発見された脆弱性は、findUser機能のパラメータ処理における入力値の検証が不十分であることが原因となっている。SQLインジェクション攻撃が成功した場合、データベース内の情報が不正にアクセスされる可能性があり、システムのセキュリティに重大な影響を及ぼす可能性がある。

wetech-cmsの脆弱性に関する考察

wetech-cmsのSQLインジェクション脆弱性は、基本的なセキュリティ対策の欠如を示す重要な事例となっている。特に複数のバージョンに同様の脆弱性が存在することは、開発プロセスにおけるセキュリティレビューが不十分である可能性を示唆しているのだ。開発元の早急な対応が望まれるところだ。

今後の課題として、セキュアコーディングガイドラインの導入や定期的なセキュリティ監査の実施が必要不可欠となるだろう。特にユーザー認証に関わる機能であることから、入力値の厳密なバリデーションやプリペアドステートメントの使用など、具体的な対策の実装が急務となっている。

wetech-cmsの今後の展開として、脆弱性対応パッチの早期リリースと共に、セキュリティ体制の強化が期待される。オープンソースプロジェクトとしての信頼性向上のため、外部の専門家によるコードレビューの実施や、セキュリティテストの自動化など、包括的なアプローチが求められる。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE-2024-12481 | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-12481, (参照 24-12-17).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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