【CVE-2024-12503】ClassCMS 4.8のModel Management Pageに深刻なXSS脆弱性、管理者権限で悪用の可能性
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記事の要約
- ClassCMS 4.8のModel Management Page機能にXSS脆弱性
- 脆弱性はVulDBにより【CVE-2024-12503】として登録
- CVSS評価で最大5.1のMediumスコアを記録
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ClassCMS 4.8のModel Management Page機能におけるXSS脆弱性
VulDBは2024年12月12日、ClassCMS 4.8のModel Management Page機能において、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性【CVE-2024-12503】を公開した。Model Management Pageの/index.php/adminファイルに関連する機能で、URL引数の操作によってXSS攻撃が可能になることが判明している。この脆弱性は既に一般に公開されており、悪用される可能性が指摘されているのだ。[1]
この脆弱性に対するCVSS評価では、最も深刻な評価としてCVSS 4.0で5.1(MEDIUM)を記録している。攻撃の条件として、攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低いとされているものの、高い特権レベルが必要とされる点が評価に影響を与えているだろう。
また、この脆弱性はCWE(Common Weakness Enumeration)において、CWE-79のクロスサイトスクリプティングとCWE-94のコードインジェクションの2つのカテゴリに分類されている。脆弱性の発見者としてvulbox氏が報告者として記録され、技術的な詳細情報も公開されているのだ。
ClassCMS 4.8の脆弱性評価まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
脆弱性ID | CVE-2024-12503 |
影響を受けるバージョン | ClassCMS 4.8 |
CVSS評価(最大) | 5.1(MEDIUM) |
CWE分類 | CWE-79(XSS)、CWE-94(コードインジェクション) |
攻撃条件 | ネットワーク経由、高特権必要 |
公開日 | 2024年12月12日 |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性を悪用して、攻撃者が用意した不正なスクリプトをユーザーのブラウザ上で実行させる攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
ClassCMS 4.8で発見された脆弱性は、Model Management Page機能におけるURL引数の処理に問題があり、クロスサイトスクリプティング攻撃を許してしまう状態となっている。CVSS評価では攻撃条件の複雑さが低いとされており、適切な対策が施されないまま放置された場合、深刻なセキュリティリスクとなる可能性が高いだろう。
ClassCMS 4.8の脆弱性に関する考察
ClassCMS 4.8のModel Management Page機能におけるXSS脆弱性は、管理者権限が必要という点で直接的な被害は限定的かもしれない。しかしながら、管理者アカウントが侵害された場合やソーシャルエンジニアリングと組み合わせた攻撃が行われた場合、システム全体に深刻な影響を及ぼす可能性があるだろう。
この脆弱性への対策として、開発者側でのURL引数の厳密なバリデーションとサニタイズ処理の実装が不可欠となってくる。また、管理者権限を持つユーザーに対しては、特権アカウントの適切な管理や定期的なパスワード変更、二要素認証の導入など、多層的な防御策を講じることが望ましいだろう。
今後のClassCMSの開発においては、セキュリティテストの強化やコードレビューの徹底が求められる。特に管理者向け機能については、権限昇格やXSSなどの脆弱性が発見された場合の影響が大きいため、より慎重な実装とテストが必要になってくるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE-2024-12503 | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-12503, (参照 24-12-17).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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