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公開：2024-12-20

ミライラボがSolar Mobiwayをイオンモール日の出に導入、日本初のショッピングモールでの実証実験開始により脱炭素化が加速

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ミライラボがSolar Mobiwayをイオンモール日の出に導入
• 太陽光路面発電パネルと蓄電池を組み合わせたAIRを設置
• 日本初のショッピングモール導入で耐久性検証を実施

Solar Mobiwayの日本初導入によりショッピングモールの脱炭素化が進展

ＭＩＲＡＩ－ＬＡＢＯ株式会社は2024年12月18日、イオンモール日の出の駐車場内に太陽光路面発電パネルSolar Mobiwayを活用した自律型エネルギーインフラ「AIR」の実証検証を開始したことを発表した。イオンモールとの契約締結により、環境省エネ技術および製品を活用した脱炭素やリサイクルの取り組みを推進することが可能になった。^[1]

Solar Mobiwayは駐車場内の通路に敷設が可能な太陽光発電パネルであり、日中は太陽光で発電して蓄電池に充電し、夜間はその電力でイルミネーションを点灯する仕組みとなっている。イオンモール日の出での導入は日本のショッピングモールでは初めての試みであり、多くの来店客や車の往来がある環境下での耐久性データの取得が可能になるだろう。

イオンモールは2040年までに直営モールを100％地産地消の再生可能エネルギーで運営することを目指しており、Solar Mobiwayの導入はその取り組みの一環となる。さらに災害時には蓄電池をスマートフォンやパソコンの充電に活用できるBCP対応も実現しており、2025年度の事業化を目指している。

Solar Mobiwayの主な仕様まとめ

EVリパーパス蓄電池について

EVリパーパス蓄電池とは、中古EVのバッテリーを再製品化した環境配慮型の蓄電池を指す。これらの蓄電池の主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 生産時のCO2排出量を大幅に削減
• 中古EVバッテリーの劣化診断技術を活用
• 災害時のBCP対応が可能

EVリパーパス蓄電池はSolar Mobiwayと組み合わせることで、昼間に発電した電力を効率的に蓄電し夜間の電力供給を実現している。このシステムは太陽光発電と蓄電池を組み合わせた自律型エネルギーインフラとして、環境負荷の低減とエネルギーの有効活用に貢献している。

Solar Mobiwayの日本初導入に関する考察

Solar Mobiwayのショッピングモール導入は、従来の屋根上やカーポート上の太陽光発電に加え、駐車場通路という新たな発電スペースを確保できる点で画期的である。また、中古EVバッテリーを再利用したEVリパーパス蓄電池との組み合わせにより、環境負荷の低減と資源の有効活用を同時に実現できる可能性を秘めている。

今後の課題として、多くの来店客や車の往来がある環境下での耐久性の検証や、天候による発電効率の変動への対応が挙げられる。しかし、コンビニや公園、学校施設など、さまざまな施設への展開を視野に入れた実証実験により、これらの課題は解決されていくことが期待される。

Solar Mobiwayの導入は、イオンモールが目指す2040年までの100％再生可能エネルギー運営という目標達成に向けた重要な一歩となるだろう。今後は実証実験のデータを基に、より効率的なエネルギー管理システムの構築や、他の施設への展開が進むことが予想される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「Solar Mobiway、日本初ショッピングモールに導入 | ＭＩＲＡＩ－ＬＡＢＯ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000034036.html, (参照 24-12-20).

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