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レバテックがIT人材3000名の管理職意向を調査、約4人に1人が管理職継続を望まず責任とストレスが課題に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

レバテックがIT人材3000名の管理職意向を調査、約4人に1人が管理職継続を望まず責任とストレスが課題に

PR TIMES より


記事の要約

  • IT人材の管理職の約4人に1人が継続意向なしと判明
  • 管理職になりたいIT人材は15.7%にとどまる
  • 企業5社に1社が管理職ポジションの採用に注力

IT人材の管理職継続意向と採用実態に関する調査結果

レバテック株式会社は、IT人材3000名と企業担当者1000名を対象にIT人材のキャリア形成と管理職採用に関する実態調査を2024年12月18日に公開した。調査の結果、IT人材の管理職希望者はわずか15.7%にとどまり、その主な理由として給与・報酬の向上を期待する声が56.7%を占めている。[1]

現在管理職についているIT人材の24.1%が継続意向がないと回答しており、その主な理由として責任やストレスの増加が52.0%を占めている。また給与が業務量に見合わないという意見も12.5%存在し、管理職の待遇改善が課題となっているのだ。

企業側の調査では、約5社に1社が管理職ポジションの採用に注力しており、採用手法としてスカウト型求人媒体を重視する傾向が見られる。リーダークラスの採用に注力する企業が38.0%と最も多く、メンバークラスが36.1%、ハイクラス・管理職が20.5%という結果になっている。

IT人材の管理職に関する意向調査まとめ

管理職希望者 管理職継続意向なし 企業の採用注力
割合 15.7% 24.1% 20.5%
主な理由 給与・報酬向上(56.7%) 責任とストレス(52.0%) リーダー人材不足
特徴 50代で約7割が否定的 給与が業務量に不釣り合い スカウト型採用重視

マネジメント人材について

マネジメント人材とは、組織やプロジェクトの管理・運営を担当する職責を持つ人材のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 組織全体の方針策定と意思決定の権限を保持
  • チームメンバーの育成とパフォーマンス管理を担当
  • プロジェクト全体の進行管理と成果に対する責任

IT業界におけるマネジメント人材は、技術的な専門性と組織運営のスキルの両方が求められる特殊な立場にある。レバテックの調査では、現役の管理職の約4人に1人が継続を望まないと回答しており、技術者としてのキャリアと管理業務の両立の難しさが浮き彫りになっている。

IT人材の管理職キャリアに関する考察

IT業界における管理職のストレスと責任の増加は、専門性の高い技術者のキャリアパスに大きな影響を与えている。管理職を望まない理由として技術者としての専門性を重視する意見が11.7%存在することから、技術職と管理職を明確に分けたキャリアトラックの整備が必要になってくるだろう。

企業の約5社に1社が管理職の採用に注力している現状は、IT業界全体でマネジメント人材の確保が課題となっていることを示している。スカウト型の求人媒体への注力は、受動的な採用活動では管理職人材の確保が困難であることを表しており、より積極的なアプローチが求められているのだ。

今後のIT業界では、技術専門職と管理職の役割を明確に分け、それぞれに適切な評価と報酬制度を設計することが重要となる。管理職の業務負担を軽減するためには、プロジェクト管理業務の分散化や外部リソースの活用など、柔軟な組織体制の構築が必要になってくるだろう。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「管理職に就くIT人材の約4人に1人が「管理職を続けたくない」と回答、責任や業務の分担が課題に | レバレジーズ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000713.000010591.html, (参照 24-12-20).

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