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公開：2024-12-20

SalesforceがAgentforce 2.0を発表、エンタープライズ向けデジタル労働力プラットフォームの機能を強化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Salesforceが自律型AIエージェントのAgentforce 2.0を発表
• Slackへの展開と事前作成済みスキルライブラリを追加
• エージェンティック推論能力とRAGが強化され精度が向上

SalesforceがAgentforce 2.0の新機能を発表しエンタープライズAIを強化

Salesforceは2024年12月17日、エンタープライズ向けにデジタル労働力を生み出すプラットフォームであるAgentforce 2.0を発表した。新バージョンではAIエージェントのSlackへの展開や迅速なカスタマイズを可能にする事前作成済みスキルの新ライブラリが導入され、より高い精度と正確性で複雑なタスクを処理できるようになっている。^[1]

新たに導入された事前作成済みスキルライブラリにより、CRMやSlack、Tableau、AppExchangeにわたる機能拡張が可能となった。MuleSoftを活用することであらゆるシステムやワークフローにAgentforceを拡張でき、Agent Builderの強化によって自然言語での新規AIエージェント生成も実現している。

Agentforce 2.0の推論エンジンAtlasは、Data Cloudの新機能によって強化された推論と検索機能を搭載している。構造化データと非構造化データをビジネス固有のメタデータで補完することで、複雑で多面的なリクエストに対してより正確な回答を提供することが可能だ。

Agentforce 2.0の機能まとめ

エージェンティック推論について

エージェンティック推論とは、AIエージェントが複雑な問題解決を行うために使用する高度な推論手法のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 構造化・非構造化データの統合的な分析
• ビジネスコンテキストを考慮した意思決定
• 複数ステップの論理的推論プロセス

Agentforce 2.0のAtlas推論エンジンは、Data Cloudの新機能と組み合わさることで高度なエージェンティック推論を実現している。エージェントループと呼ばれる反復的な推論プロセスにより、複雑なリクエストに対しても信頼性の高い分析と回答を提供することが可能となった。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「Salesforce、Agentforce 2.0を発表 ― 制限のないデジタル労働力を生み出すプラットフォームを提供 | 株式会社セールスフォース・ジャパンのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000261.000041550.html, (参照 24-12-20).

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