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公開：2024-12-20

TeradataがMicrosoft FabricでAI Unlimitedを提供開始、サーバレス環境でAI/ML機能の実装が容易に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Teradata AI UnlimitedがMicrosoft Fabricで利用可能に
• ClearScape Analyticsの150以上の分析機能を搭載
• サーバレス環境でAI/ML機能を提供

TeradataのAI/MLサーバレスエンジンがMicrosoft Fabricで展開

Teradata社は2024年12月18日、Microsoft FabricプラットフォームにおいてTeradata AI Unlimitedのパブリックプレビューの提供を開始した。TeradataのClearScape Analytics機能を搭載したAI Unlimitedは、エンタープライズレベルのサーバレスコンピュートエンジンとして、生成AIをはじめとするAI/MLを活用したビジネスイノベーションの加速を実現している。^[1]

Teradata AI Unlimitedは、AI/MLエンジンをTeradata Vantageの本番運用環境から分離することで、インフラの複雑さを解消している。Microsoft FabricのOneLakeでは、オープンテーブル形式のアーキテクチャを採用し、あらゆるクラウドオブジェクトストアのデータへのアクセスが可能になっているのだ。

Microsoft Fabric Workload Hubを通じて無償トライアルを提供しており、2025年にはFabric Workload Hub ISV Marketplaceでの正式公開を予定している。ClearScape Analyticsの150以上の分析機能と10億行規模のデータセット処理能力により、企業のAI活用を強力に支援することが期待できるだろう。

Teradata AI Unlimitedの主な特徴まとめ

サーバレスコンピュートエンジンについて

サーバレスコンピュートエンジンとは、インフラストラクチャの管理や構成を利用者が意識することなく、必要な計算リソースを自動的に提供するシステムのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• インフラ管理の複雑さを解消し運用負荷を軽減
• 必要な時に必要なリソースを自動でスケーリング
• 使用量に応じた課金で効率的なコスト管理が可能

TeradataのAI Unlimitedでは、このサーバレスアーキテクチャを採用することで、IT部門への依頼なしでAI/ML環境の構築が可能になっている。開発者やデータサイエンティストは、本番環境に影響を与えることなく、独立したサンドボックス環境でAIの探索やテストを実施できるのだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「テラデータのAI/MLサーバレスエンジンTeradata AI Unlimited、パブリックプレビューをMicrosoft Fabricで提供開始 | 日本テラデータ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000209.000018629.html, (参照 24-12-20).
2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp

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