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公開：2024-12-22

日高市がリユースプラットフォーム「おいくら」と連携し、循環型社会の実現に向けた取り組みを本格始動

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 日高市がリユースプラットフォーム「おいくら」と連携開始
• 不要品のリユースを促進し循環型社会の形成を目指す
• 粗大ごみの減量化とごみ処理費用の削減を実現

日高市とマーケットエンタープライズのリユース事業連携

埼玉県日高市は廃棄物削減と循環型社会の形成を目指し、マーケットエンタープライズのリユースプラットフォーム「おいくら」との連携を2024年12月20日より開始した。日高市では住民間による不要品の交換情報を広報紙に掲載するなどリユース推進の取り組みを進めていたが、粗大ごみとして出される不要品の中にはリユース可能なものが多く含まれていたため、市民のリユース意識促進につながる新たな施策を導入することになった。^[1]

マーケットエンタープライズは「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、地方創生SDGs官民連携プラットフォームへの参画や楽器寄附ふるさと納税実行委員会の一員として活動を続けてきた。リユースプラットフォーム「おいくら」は全国の加盟リサイクルショップに一括査定依頼が可能で、不要品の買取価格を比較できるサービスとして2024年6月末日時点で約130万人が利用している。

日高市における粗大ごみ収集は2か月に1度の集積所回収か清掃センターへの自己搬入で行われているが、大型品や重量物は市民が自宅外へ運び出す必要がある。「おいくら」の導入により自宅での出張買取が可能となり、冷蔵庫や洗濯機などの家電リサイクル法対象製品も使用可能であれば買取の対象となるため、市民の利便性向上とごみ処理費用の削減が期待できる。

日高市のリユース事業連携の概要

おいくら自治体向けページはこちら

リユースプラットフォームについて

リユースプラットフォームとは、不要品の売買を仲介するオンラインサービスのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 複数のリサイクルショップに一括で査定依頼が可能
• 自宅での出張買取に対応し、大型品の売却も容易
• 買取価格の比較検討が可能で、最適な取引先を選択可能

マーケットエンタープライズが運営する「おいくら」は、2024年6月末日時点で約130万人が利用する大規模なリユースプラットフォームだ。不要品売却と受け渡しを最短で当日中に完了できる利便性の高さから、全国の自治体でも導入が進み、日高市の参画により導入自治体数は209に達している。

日高市のリユース事業連携に関する考察

日高市とマーケットエンタープライズの連携は、自治体のごみ処理費用削減と市民の利便性向上を両立させた画期的な取り組みである。特に出張買取サービスの導入により、高齢者や車を持たない市民でも気軽に不要品を売却できるようになり、リユース促進の新たなモデルケースとなることが期待できる。

一方で、リユースプラットフォームの利用には一定のデジタルリテラシーが求められるため、高齢者や情報弱者への対応が課題となる可能性がある。市の広報活動や専用窓口の設置など、きめ細かなサポート体制の構築が重要だ。

今後は家電製品以外にも衣類や書籍など、より幅広い品目での取り扱いが期待される。自治体とリユースプラットフォームの連携モデルを確立し、全国の自治体への横展開を進めることで、持続可能な循環型社会の実現に貢献するだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「埼玉県日高市が不要品リユース事業で「おいくら」と連携を開始 | 株式会社マーケットエンタープライズのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000385.000015239.html, (参照 24-12-22).

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