経済

ECONOMY

公開：2024-12-20

メットライフとGeneral Atlanticが新再保険会社Chariot Reを設立、生命・年金再保険事業の強化へ向け戦略的パートナーシップを構築

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• メットライフとGeneral Atlanticが再保険会社Chariot Reを設立
• 初期投資額10億ドル以上で両社が約15%ずつ保有予定
• 100億ドル規模の債務ブロックを出再する計画

メットライフとGeneral Atlanticが再保険会社Chariot Reを設立し戦略的パートナーシップを構築

メットライフとGeneral Atlanticは、バミューダを本拠とするクラスE認可予定の生命・年金再保険会社Chariot Reinsurance, Ltd.の設立を2024年12月11日に発表した。Chariot Reは2025年前半に事業を開始する予定で、両社からの初期投資額は合計10億ドル以上となり、それぞれ約15%の持分を保有することが決定している。^[1]

メットライフは当初、年金リスク移転に関連する構造化和解年金と団体年金で構成される約100億ドルの債務ブロックをChariot Reに出再する計画を立てている。この取引は必要な規制当局の承認とChariot Reの設立を支える最終的な初期資本調達額によって実施が決定されるだろう。

メットライフ・インベストメント・マネジメントとGeneral Atlanticは、Chariot Reに対して資産運用サービスを独占的に提供することが決定している。Chariot ReのCEOにはメットライフで30年以上の経験を持つCynthia Smithが就任する予定だ。

Chariot Re設立の概要

再保険について

再保険とは、保険会社が引き受けた保険契約上の責任の一部または全部を他の保険会社に転嫁する保険のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 保険会社のリスク分散と財務基盤の強化が可能
• 大規模災害や巨額の支払いに対する保護機能
• 保険引受能力の拡大と保険料の安定化に貢献

メットライフは年金リスク移転に関連する約100億ドルの債務ブロックをChariot Reに出再することで、リスク分散と資本効率の向上を図る計画を立てている。この戦略的パートナーシップにより、両社の専門知識を活かした革新的な再保険ソリューションの提供が可能になるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「メットライフとGeneral Atlantic、再保険会社Chariot Reの設立を発表 | メットライフ生命保険株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000522.000005541.html, (参照 24-12-20).

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