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公開：2024-12-24

さいたま市みんなのアプリが8.5万ダウンロードを突破、個人間送金機能の追加で利便性が向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• さいたま市みんなのアプリが8.5万ダウンロードを突破
• 個人間送金機能「送る・受け取る」の追加を実施
• デジタル地域通貨「さいコイン」が203金融機関でチャージ可能に

さいたま市みんなのアプリがデジタル地域通貨機能を強化

フェリカポケットマーケティング株式会社は、株式会社つなぐが運営する市民アプリ・デジタル地域通貨事業において、さいたま市みんなのアプリが8.5万ダウンロードを突破したことを2024年12月23日に発表した。さらにデジタル地域通貨「さいコイン」の残高を個人間で送受金できる新機能も同時に追加されたことで、家族や友人との精算がより簡単に行えるようになった。^[1]

デジタル地域通貨「さいコイン」は、4つのメガバンクを含む203の金融機関でチャージが可能であり、さいたま市の地域経済におけるデジタル決済の基盤として機能している。加盟店数も約1,700店舗まで拡大し、さいコインとたまポンを利用できる店舗網が着実に広がりを見せている。

さらに2024年12月2日から2025年3月31日までの期間限定で、図書館来館ポイントキャンペーンも実施されており、市内25か所の図書館で1日1ポイントのたまポンを獲得できる仕組みも導入された。また年内には電動サイクルのシェアリングサービスとのコラボレーションも予定されており、100台の配置が計画されている。

さいたま市みんなのアプリの新機能まとめ

さいたま市みんなのアプリの詳細はこちら

リージョナルスーパーアプリについて

リージョナルスーパーアプリとは、地域のコミュニケーションプラットフォーム「よむすび」を基盤とした、地域特化型のスーパーアプリを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 地域通貨・地域ポイントなどの決済機能を中心に構築
• 行政サービスと民間サービスを1つのアプリに統合
• 地域ごとにカスタマイズ可能なミニアプリを搭載

リージョナルスーパーアプリは、地域住民の利便性を高めるためのプラットフォームとして、健康やSDGsなど多分野のアプリケーションを提供している。さいたま市みんなのアプリも2024年7月31日のリリース以来、デジタル地域通貨機能を中心に行政サービスと民間サービスを統合したプラットフォームとして成長を続けている。

さいたま市みんなのアプリに関する考察

さいたま市みんなのアプリの個人間送金機能の追加は、地域における決済の利便性を大きく向上させる可能性を秘めている。デジタル地域通貨「さいコイン」の利用可能店舗が約1,700店舗まで拡大していることから、地域経済のデジタル化が着実に進展していることがわかる。

しかし、マイナンバーカードによる本人確認が必要な点や、送金額の上限設定などは、一部のユーザーにとって利用の障壁となる可能性がある。今後はより簡便な本人確認方法の導入や、セキュリティを担保しつつ利用限度額の柔軟な設定などが課題となるだろう。

また、図書館来館ポイントやシェアサイクルとの連携など、行政サービスとの統合も進んでいるが、さらなる展開が期待される。地域住民の生活により密着したサービスとして、例えば公共施設の予約システムや地域イベントの参加申し込みなど、機能の拡充が望まれる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「さいたま市みんなのアプリ 「送る・受け取る」新機能追加のお知らせ | フェリカポケットマーケティング株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000078.000082883.html, (参照 24-12-24).

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