経済

ECONOMY

公開：2025-01-11

JCBが公共交通機関向けタッチ決済の30%キャッシュバックキャンペーンを開始、国内外のJCB会員が対象に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• JCBがタッチ決済での公共交通機関利用で30%還元キャンペーンを実施
• キャッシュバック上限500円で国内外のJCB会員が対象
• 115社の公共交通機関で利用可能なサービスを展開

JCBが公共交通機関のタッチ決済利用で30%キャッシュバックキャンペーンを開始

株式会社ジェーシービーは公共交通機関を対象としたキャッシュバックキャンペーンの第3弾として、JCBのタッチ決済で公共交通機関に乗車すると利用合計金額の30%をキャッシュバックするキャンペーンを2025年1月16日から開始すると発表した。このキャンペーンは初の取り組みとして国内に加え海外のJCB会員も対象となり、公共交通機関でのキャッシュレス決済の普及を加速させる施策となっている。^[1]

キャンペーンの対象カードは国内発行のJCBブランドのクレジットカード・デビットカードに加え、海外発行のJCBブランドのクレジットカード・デビットカード・プリペイドカードまで幅広く設定されている。ただしQUICPayでの利用や一部のカード、国内発行のJCBプリペイドカードは対象外となっているため、利用前の確認が必要だ。

JCBのタッチ決済サービスは2025年1月9日時点で115社の公共交通機関に導入されており、鉄道や路線バスのほか、空港連絡バス、都市間高速バス、フェリー、ロープウェイなど多岐にわたる交通手段で利用が可能となっている。キャッシュバックの上限は500円相当に設定されており、エントリー不要で自動的に還元される仕組みだ。

JCBタッチ決済キャンペーンの概要まとめ

タッチ決済について

タッチ決済とは、国際標準のセキュリティ認証技術を活用した決済方法で、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 専用端末にカードをかざすだけで決済が完了
• サインや暗証番号入力が不要で迅速な決済が可能
• 国際的なセキュリティ基準に準拠した安全な決済システム

JCBのタッチ決済は公共交通機関での利用において特に便利な機能を備えており、チャージ不要で改札機や運賃箱などに設置された専用端末にかざすだけで乗車できる仕組みとなっている。この機能により通勤や買い物、レジャーなどの日常的な利用から出張や旅行まで幅広いシーンでの活用が期待できるだろう。

JCBタッチ決済キャンペーンに関する考察

JCBのタッチ決済キャンペーンは、国内外のJCB会員を対象とすることで、インバウンド需要の取り込みと公共交通機関のキャッシュレス化を同時に促進する効果的な施策となっている。特にキャッシュバック率を30%に設定し、エントリー不要とすることで、ユーザーの利用ハードルを大幅に下げることに成功しているだろう。

一方で、QUICPayや国内発行のJCBプリペイドカードが対象外となっていることは、一部のユーザーにとって不便を感じる要因となる可能性がある。今後は対象カードの拡大やキャッシュバック上限額の引き上げなど、より多くのユーザーが恩恵を受けられる施策の展開が期待されるだろう。

公共交通機関115社への導入実績は、JCBのタッチ決済の普及に向けた取り組みが着実に成果を上げていることを示している。今後は地方の公共交通機関への展開をさらに加速させ、全国規模でのキャッシュレス決済インフラの整備を進めることが重要となっていくはずだ。

参考サイト

1. ^ JCB社友会. 「JCB のタッチ決済で対象の公共交通機関に乗車すると30％キャッシュバック！ 」. https://www.jcb-shayukai.jp/wordpress/wp-content/uploads/2025/01/d11361-1104-2372af44d692a87dd0807816c60b19ce.pdf, (参照 25-01-11).

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