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公開：2025-01-15

JR東日本スタートアップがSTARTUP ON DEMAND#1の採択企業を発表、駅ナカ・駅ビルの人手不足対策などの課題解決へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• JR東日本スタートアップが課題先行型マッチング企画を開催
• Tokyo Artisan Intelligenceとサイバーコアが採択
• JR東日本グループの課題解決に向け協業を開始

JR東日本スタートアップの課題先行型マッチング企画が採択企業を決定

JR東日本スタートアップ株式会社は、JR東日本グループの課題解決を目指す「STARTUP ON DEMAND#1」を2024年10月23日から11月13日にかけて開催した。本企画ではホームドア工事中の安全性向上や車内販売用保冷剤の代替案、駅ナカ・駅ビルの人手不足対策といった課題が提示され、11社からの応募があった。^[1]

選考の結果、Tokyo Artisan Intelligence株式会社とサイバーコアの2社が採択され、今後スタートアッププログラムや技術開発などのスキームの中で実証実験を実施していく予定だ。これまで同社は「STARTUP PITCH」として10回のオンラインイベントを開催し、多くのスタートアップ企業との事業共創を実現してきた。

JR東日本スタートアップ株式会社は、JR東日本グループとスタートアップ企業との共創を推進するコーポレートベンチャーキャピタルとして2018年2月に設立された。出資枠50億円を有し、本社を東京都港区高輪に構え、代表取締役社長には柴田裕氏が就任している。

採択企業の概要まとめ

JR東日本スタートアップの詳細はこちら

コーポレートベンチャーキャピタルについて

コーポレートベンチャーキャピタルとは、事業会社が運営するベンチャーキャピタルのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 事業会社の経営資源を活用した支援が可能
• スタートアップ企業との事業シナジーを重視
• 親会社の事業戦略と連動した投資判断

JR東日本スタートアップ株式会社は、JR東日本グループの100%子会社として設立されたコーポレートベンチャーキャピタルだ。50億円の出資枠を活用し、グループが抱える課題解決に向けたスタートアップ企業との協業を積極的に推進している。

STARTUP ON DEMANDに関する考察

JR東日本スタートアップの課題先行型マッチング企画は、従来のピッチイベントと比較して応募のハードルが低く、より多くのスタートアップ企業が参画しやすい形式となっている。メールマガジンやウェブサイトを通じた課題の発信により、時間や場所の制約なく幅広い企業からソリューションを募ることが可能になったのだ。

今回の募集テーマである安全性向上や人手不足対策は、鉄道業界全体が直面する重要課題であり、採択企業との協業を通じて得られる知見は業界全体にとって有益なものとなるだろう。特に駅ナカ・駅ビルの人手不足対策は、小売業全体にも応用可能な解決策となる可能性が高い。

今後はさらに多様な課題を発信することで、より幅広い分野のスタートアップ企業との接点を作ることが期待される。従来の鉄道事業の枠組みにとらわれない革新的なソリューションの発掘が、JR東日本グループの新たな価値創造につながるはずだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「課題先行型マッチング企画「STARTUP ON DEMAND#1」採択企業決定！新たなパートナーと協業にチャレンジします！！ | JR東日本スタートアップ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000312.000034286.html, (参照 25-01-15).
2. Intel. https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/homepage.html

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