公開:

株式会社CIOがSMARTCOBY Ex01モバイルバッテリーの自主回収を開始、バッテリーセル不備による発火リスクに対応

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

株式会社CIOがSMARTCOBY Ex01モバイルバッテリーの自主回収を開始、バッテリーセル不備による発火リスクに対応

PR TIMES より


記事の要約

  • CIOがモバイルバッテリーSMARTCOBY Ex01の自主回収を開始
  • バッテリーセルの製造工程で発生した不備により発火の恐れ
  • 対象製品の使用中止と返金対応を実施

SMARTCOBYモバイルバッテリーの発火リスクによる自主回収

株式会社CIOは2025年1月27日、モバイルバッテリー「SMARTCOBY Ex01 SLIM Qi2 & Cable」において日本国内で発火する事象が発生したことを受け、製品の自主回収と返金対応を開始した。対象製品は一部の製造ロットにおいてバッテリーセルの負極に塗布されたスラリーの粘度が基準値より弱い個体が存在することが判明しており、継続使用によって内部短絡が起きる可能性が確認されている。[1]

バッテリーセルの不備は製品の製造委託先がセル製造サプライヤーから調達したものであり、製造過程において攪拌不足によるスラリーの不均一異常を検知していたにもかかわらず、サプライヤー側の現場判断で塗布前のスラリー再攪拌を実施したことが原因とされている。CIO提携工場及びCIOによる出荷前の検査では、スラリーの粘度不足による剥離のリスクを検知することができなかったのだ。

株式会社CIOは新規出荷および販売を即時停止し、該当のバッテリーセルを使用した製品の全数回収を決定した。回収対象となる製品は特定のシリアルナンバーを持つ製品に限定されており、他のSMARTCOBY Exシリーズや同社のモバイルバッテリーには影響がないことが確認されている。

SMARTCOBY Ex01の回収対象製品まとめ

項目 詳細
製品名 SMARTCOBY Ex01 SLIM Qi2 & Cable
対象型番 CIO-MB20W2C-5K-EX01 / CIO-MB20W2C-5000-EX01
カラー ホワイト、ブラック
返金額 5,980円(税込)
回収対象シリアル SN:CIO-CN-115-1/2, CIO-CN-116-1/2, CIO-CO-116-2, CIO-CP-115-1, CIO-CP-116-1, CIO-CQ-115-1/2/3, CIO-CQ-116-1/2/3/4
製品回収の詳細はこちら

バッテリーセルの内部短絡について

バッテリーセルの内部短絡とは、電池内部で正極と負極が直接接触することによって異常な電流が流れる現象のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 異常発熱や発火の原因となる深刻な不具合
  • 電極材料の劣化や製造不良により引き起こされる
  • 使用時の安全性に重大な影響を及ぼす可能性がある

今回のSMARTCOBY Ex01の事例では、バッテリーセルの負極に塗布されたスラリーの粘度不足が原因で内部短絡が発生する可能性が確認された。製造工程における攪拌不足とスラリーの再攪拌という通常とは異なるプロセスが、結果として製品の安全性を脅かす重大な不具合につながったのだ。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「「SMARTCOBY Ex01 SLIM Qi2 & Cable」に関するお詫びと一部製造ロットにおける製品の自主回収実施について | 株式会社CIOのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000497.000043212.html, (参照 25-01-29).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「ハードウェア」に関するコラム一覧「ハードウェア」に関するニュース一覧
アーカイブ一覧
ハードウェアに関する人気タグ
ハードウェアに関するカテゴリ
ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。