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公開：2025-02-05

建設DXサービスSPIDERPLUSがNETISでVE評価に昇格、施工管理の効率化と工事評価向上に貢献

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• SPIDERPLUSがNETISでVE評価に昇格、施工管理の効率化を実現
• 2024年12月17日付でA評価からVE評価へ格上げ
• 国内外2,000社以上、約74,000人が導入済み

建設DXサービスSPIDERPLUSのNETIS評価昇格について

スパイダープラス株式会社は、建設DXサービス「SPIDERPLUS」が国土交通省のNETISにおいて2024年12月17日付でVE評価に昇格したことを発表した。NETISは国土交通省が新技術の活用促進を目的として整備したデータベースシステムであり、従来の技術に対して優位性が認められた技術にVE評価が付与される仕組みとなっている。^[1]

SPIDERPLUSは紙ベースでの施工管理と比較して情報共有効率や検査実施時の省力化を実現し、現場でのノンコア業務の削減に貢献している。施工業者がVE評価技術を活用した場合、工事成績評定点での加点対象となり、次回入札時に有利に働く可能性が高まることから、建設業界全体の効率化促進が期待される。

同サービスは図面データとタブレットのカメラ機能を連携させ、建築・電気工事・空調衛生各分野の検査に特化した機能を提供している。Bluetooth接続による計測器との連携により、効率的な検査実施から報告書提出までをワンストップで実現することが可能だ。

SPIDERPLUSの主な特徴まとめ

NETISについて

NETISとは、国土交通省が運営する新技術情報提供システムの略称であり、建設分野における革新的な技術の普及促進を目的としている。以下のような特徴を持つシステムである。

• 新技術の情報共有および提供を目的としたデータベース
• 技術の優位性を評価し、段階的な評価制度を採用
• VE評価は技術の有効性が確定した証明となる

NETISにおけるVE評価は、活用効果調査が5件以上実施され、大学・産業界・研究機関等の有識者で構成される評価会議での審査を経て付与される。この評価を受けることで、施工業者は工事成績評定点での加点対象となり、建設プロジェクトにおける競争力向上につながる重要な指標となっている。

SPIDERPLUSのVE評価昇格に関する考察

SPIDERPLUSのVE評価昇格は、建設業界のデジタル化における重要なマイルストーンとなる出来事である。紙ベースの業務からデジタル化への移行により、現場作業の効率化だけでなく、データの正確性向上や共有の即時性が実現され、建設プロジェクト全体の生産性向上に大きく寄与することが期待できる。

今後の課題として、導入時の従業員教育や既存システムとの連携、セキュリティ対策の強化が挙げられる。特に建設現場特有の環境下での安定した運用や、高齢作業員のデジタルリテラシー向上支援など、実務面での対応が重要になってくるだろう。

将来的には、AIやIoT技術との統合によって、より高度な現場管理や予測分析が可能になることが期待される。建設DXの先駆的事例として、SPIDERPLUSの更なる機能拡張や他システムとの連携強化が、業界全体のデジタル化推進の鍵を握ることになるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「建設DXサービス「SPIDERPLUS（スパイダープラス）」、国土交通省NETISにおいて「VE評価」に昇格 | スパイダープラス株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000174.000030510.html, (参照 25-02-05).

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