【CVE-2024-13830】Ivanti Connect SecureとPolicy Secureに反射型XSSの脆弱性、管理者権限取得のリスクが発覚
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記事の要約
- Ivanti Connect SecureとPolicy Secureに脆弱性を確認
- 反射型XSSによって管理者権限の取得が可能に
- 脆弱性対策済みバージョンが公開
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Ivanti製品におけるXSS脆弱性の報告、管理者権限取得のリスクが発覚
Ivantiは2025年2月11日、同社のConnect SecureおよびPolicy Secure製品において反射型XSS脆弱性【CVE-2024-13830】を報告した。この脆弱性は非認証のリモート攻撃者が管理者権限を取得できるという深刻な問題で、CVSSスコアは6.1(MEDIUM)と評価されている。[1]
Connect Secureにおいては22.7R2.6より前のバージョン、Policy Secureにおいては22.7R1.3より前のバージョンが影響を受けることが確認された。この脆弱性の悪用には利用者の操作が必要となるものの、適切な入力の無害化処理が実装されていないため、Webページ生成時に不正なスクリプトが実行される可能性がある。
CISAによる評価では、この脆弱性の自動的な悪用は現時点で確認されておらず、技術的な影響は部分的であるとされている。しかしながら、影響を受けるバージョンを使用している組織は、早急に最新バージョンへのアップデートを実施することが推奨される。
Ivanti製品の脆弱性情報まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-13830 |
影響を受ける製品 | Ivanti Connect Secure(22.7R2.6未満)、Ivanti Policy Secure(22.7R1.3未満) |
脆弱性の種類 | 反射型XSS(CWE-79) |
CVSSスコア | 6.1(MEDIUM) |
攻撃条件 | リモートからの攻撃が可能、認証不要、ユーザー操作が必要 |
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反射型XSSについて
反射型XSSとは、クロスサイトスクリプティング攻撃の一種で、Webアプリケーションにおける入力値の検証や無害化処理が不適切な場合に発生する脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値がそのままWebページに反映される
- 悪意のあるスクリプトを含むURLを介して攻撃が行われる
- 被害者のブラウザ上で不正なスクリプトが実行される
今回のIvanti製品における脆弱性は、非認証の攻撃者が管理者権限を取得できるという深刻な問題につながる可能性がある。CVSSベクトルによると、攻撃は低い複雑さで実行可能であり、影響範囲が変更される可能性があるため、早急な対策が必要とされている。
Ivanti製品の脆弱性対策に関する考察
Ivanti製品の脆弱性対策における最も重要な点は、XSS攻撃に対する入力値の適切な検証と無害化処理の実装である。今回の脆弱性は管理者権限の取得につながる可能性があることから、インシデント発生時の影響範囲が極めて広くなる可能性があるため、組織的な対応が求められる。組織のセキュリティ担当者は、影響を受けるバージョンの特定と修正パッチの適用を優先的に実施すべきだろう。
今後の課題として、脆弱性が発見された際の迅速な対応体制の構築が挙げられる。特にセキュリティアップデートの展開プロセスを効率化し、パッチ適用までの時間を短縮することが重要である。また、セキュリティ監査の頻度を増やし、新たな脆弱性の早期発見と対策を実施する体制を整えることが望ましい。
長期的な対策としては、脆弱性管理プロセスの自動化やセキュリティテストの強化が必要となる。特にWebアプリケーションにおける入力値の検証処理については、継続的なコードレビューと脆弱性診断を実施し、セキュリティ品質の向上を図ることが重要だ。セキュリティ対策の効果を最大限に高めるため、開発チームとセキュリティチームの連携強化も検討すべきである。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13830, (参照 25-02-15).
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