【CVE-2025-23031】WeGIAにストアドXSS脆弱性が発見、ver3.2.6で修正されセキュリティ強化へ
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記事の要約
- WeGIAにストアドXSS脆弱性が発見
- バージョン3.2.6未満のバージョンに影響
- パラメータ「nome」での入力検証に問題
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WeGIA 3.2.6未満に深刻なXSS脆弱性、アップデートで対応が必要
GitHubは2025年1月13日に、オープンソースのWebマネージャーWeGIAにおいて、ストアドクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性【CVE-2025-23031】を公開した。この脆弱性はバージョン3.2.6未満のWeGIAのadicionar_alergia.phpエンドポイントに存在し、攻撃者が悪意のあるスクリプトを挿入できる危険性があるのだ。[1]
この脆弱性は、adicionar_alergia.phpのnomeパラメータにおけるユーザー入力の検証と無害化が適切に行われていないことに起因している。CVSSスコアは6.4(MEDIUM)と評価され、攻撃者は特別な権限なしでエクスプロイトを実行できる可能性があるだろう。
攻撃者により挿入された悪意のあるスクリプトは、サーバー上に保存され影響を受けるページにアクセスするたびに自動的に実行される。ユーザーのデータやシステムが危険にさらされる可能性があるため、管理者は速やかにバージョン3.2.6へのアップデートを実施する必要がある。
WeGIA脆弱性の詳細情報まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-23031 |
影響を受けるバージョン | 3.2.6未満 |
脆弱性の種類 | ストアドクロスサイトスクリプティング(XSS) |
CVSSスコア | 6.4(MEDIUM) |
影響を受けるコンポーネント | adicionar_alergia.phpのnomeパラメータ |
修正バージョン | 3.2.6 |
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クロスサイトスクリプティング(XSS)について
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一つで、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる状態を指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力データが適切に検証されずにWebページに出力される
- 攻撃者が任意のJavaScriptコードを実行可能
- セッション情報の窃取やフィッシング詐欺などに悪用される可能性
WeGIAで発見された脆弱性は特にストアドXSSと呼ばれる種類に分類され、悪意のあるスクリプトがサーバー側に永続的に保存される。このタイプの脆弱性は、影響を受けるページにアクセスするたびに保存されたスクリプトが実行されるため、特に深刻な影響をもたらす可能性がある。
WeGIAの脆弱性に関する考察
WeGIAの脆弱性対応において評価できる点は、発見後速やかにパッチがリリースされ、明確な対応方針が示されたことである。特にポルトガル語圏のチャリティ団体向けのWebマネージャーという性質上、影響を受ける可能性のある組織に対して迅速な対応が行われたことは重要だ。
今後の課題として、入力値の検証と無害化の仕組みをより強化する必要性が挙げられる。特にチャリティ団体が利用するシステムであることを考慮すると、セキュリティ専門家による定期的なコードレビューや脆弱性診断の実施が望ましいだろう。
将来的には、セキュリティ機能の強化だけでなく、脆弱性が発見された際の通知システムの整備も検討する必要がある。オープンソースプロジェクトとしての特性を活かし、コミュニティと協力してセキュリティ対策を進めることが望まれる。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-23031, (参照 25-02-15).
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